コロナ禍の打撃を受けていた日産「ルークス」 直近の販売台数で持ち直し傾向に?

2020年3月に販売された日産の新型「ルークス」ですが、コロナ禍の影響によって一時販売台数が低迷傾向にありました。しかし、直近の販売動向はどうなっているのでしょうか。

コロナ禍の影響から回復傾向? ルークスの直近販売動向は

 絶大な人気を誇る軽スーパーハイトワゴン市場にて、2020年3月にフルモデルチェンジを遂げたのが日産「ルークス」です。コロナ禍の影響によって一時販売台数が低迷傾向にありましたが、直近の販売動向はどうなっているのでしょうか。

コロナ禍の影響を受けつつも持ち直しつつある日産「ルークス」
コロナ禍の影響を受けつつも持ち直しつつある日産「ルークス」

 初代ルークスは、スズキからOEM供給を受け、軽スーパーハイトワゴンとして人気を集めていたスズキ「パレット」の兄弟車として、2009年12月にデビューしています。

 その後、2014年に2代目モデルとなる「デイズルークス」が発表されます。このモデルは日産と三菱自動車が共同で設立したNMKVという会社にて開発され、三菱自動車が製造していました。

 そして、3代目となる現行モデルが2020年3月に登場。NMKVによるマネジメントのもと、日産が企画・開発に取り組み、引き続き三菱が生産しています。また、兄弟車として三菱「eKクロススペース/eKスペース」も同時に発表されました。

 そんなルークスの直近販売台数は、新型モデルが発表された2020年3月は7633台を誇るものの、同年4月は2868台、同年5月は3911台など、コロナ禍の影響もあり、その販売台数も徐々に低迷。

 しかし、直近の6月は9431台、7月は7958台を記録し、販売台数においては持ち直しつつあります。また、2020年上半期(1月から6月)の販売台数では2万3843台を販売し、軽自動車ランキングでは11位という結果になりました。

 コロナ禍の影響によって、新型発表の翌月から販売台数の落ち込みが目立ったものの、同年6月には再び持ち直している傾向が見て取れるでしょう。

 では、なぜ日産ルークスは再び好調な販売台数に持ち直すことができたのでしょうか。コロナ禍による影響や持ち直した経緯について、日産の販売店スタッフは次のように話します。

「3月の新型車発表直後は、ご好評につき数多くのお客さまに購入いただいておりました。しかし、4月から5月にかけては緊急事態宣言の発表により、店舗の呼び込みなど営業自体をストップしていたため、販売台数の落ち込みに大きく影響したと考えられます。

 実際、緊急事態宣言中は時間短縮で営業をおこなっていたほか、車検や交通事故の修理といった受付が大半でした。

 新車購入を検討される人や法人による購入タイミングなどがあったものの、積極的な販促活動はおこなっていません。その結果、一時的に売上が落ちています。

 ただし、緊急事態宣言が解除されてからは、各ユーザー様に案内を送るなどの営業活動をおこなっており、販売台数も持ち直している状況です。

 もちろん、ルークス自体の実力も大きく関係しています。そもそも、ルークスのように背が高く後ろがスライドドア式の軽自動車は、数あるクルマのなかでも人気を集めるジャンルです。

 また、人気ミニバンである『セレナ』のノウハウを活かすなど、その使い勝手の良さから人気を集めています。

 さらに、乗り味や安全性に力を入れて開発されているため、若年層か高齢層まで、幅広いユーザーから注目を集めています。こうしたルークスの持つ魅力により、再び売上台数を伸ばしているといえるのではないでしょうか」

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