予算はいくら? 100万円から300万円台のオススメ国産MT車

SUVでもMT車に乗りたい人にオススメのなのは…

 最後に300万円台で乗れるMT車として紹介するのが、マツダのミドルサイズSUV「CX-5」です。

 初代モデルは2012年に登場し、現行モデルとなる2代目モデルは2017年にフルモデルチェンジ。エンジンはガソリンモデルが2リッター/2.5リッター、ディーゼルモデルが2.2リッターとなっており、このディーゼルモデルに6速MTが設定されています。

 ディーゼルモデルはガソリンモデルよりカタログ燃費に優れています。実際に両者を比較すると、WLTCモード燃費ではFFのガソリンモデル「25S」が13.8km/Lに対し、ディーゼルモデル「XD」は19.4km/Lに達します。

 さらに、MTを効果的に使用すると、乗り方次第でカタログ燃費を上回る場合もあることから、MTのCX-5はもっとも実燃費の良いCX-5といえるかもしれません。

 もちろん、ディーゼルエンジンならではのトルクフルな走りと、「人馬一体」と表現される操縦性の良さを実感できることも魅力です。

ディーゼル×MTというマツダの魅力が詰まったCX-5
ディーゼル×MTというマツダの魅力が詰まったCX-5

 また、CX-5ではほぼすべてのディーゼルエンジンモデルにMTが設定されています。もっとも価格が安い「XD」では293万7000円、中間グレードの「XDプロアクティブ」が317万3500円、特別仕様車の「XD100周年記念車」4WD仕様は408万6500円からと予算オーバーになってしまいますが、それを除けば200万円台から300万円台で購入できるMT車となっています。

 クルマを操る楽しさと優れた燃費、そしてミドルサイズのSUVにはめずらしく「実はMT」という意外性を重視するユーザーにぴったりの1台です。

※ ※ ※

 もはや絶滅危惧種とも言えるMT仕様車ですが、それでも新車で購入できる選択肢はあるようです。

 AT車やCVT車全盛時代となり、MT車は必要不可欠なものでなくなったからこそ、生き残るMT車はひと味違う“トガった”車種が多いようです。

マツダ・CX-5 のカタログ情報を見る

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