今年後半登場の新型車は注目車揃い! SUVや軽・コンパクト、EVが続々デビュー
2020年前半(1月から6月)は、さまざまなクルマが登場しました。後半(7月から12月)は、どんなクルマが発表・発売されるのでしょうか。登場予定の新型車を予想してみます。
新たに登場するSUVや電気自動車に注目!
最近は新型車の発売が滞りがちでしたが、それが2020年後半には各メーカーから新型車の発表・発売が続きそうです。
今後登場する新型車を見ると、カテゴリではSUVが目立ちます。世界的に流行しているカテゴリであるため、新型車の多くを占めているようです。
なお、登場時期はあくまでも予想です。各メーカーとも、概要告知、報道発表、納車を伴う発売と段階的にスケジュールを組んでおり、最初に公表されてから発売まで、最長で1年程度を要する場合もあります。
●日産「アリア」(概要告知:7月/発売:2021年)
2020年7月15日に発表された電気自動車ですが、納車を伴う発売は2021年中頃になる予定です。従って、現時点ではグレード構成や価格は明確に示されていません。
エンジンを搭載しない電気自動車ですが、アリアはSUVです。サイズはマツダ「CX-5」などと同程度で、駆動方式は前輪をモーターで駆動する2WDと、前後にモーターを配置した4WDがあります。駆動用電池は65kWhと90kWhを設定。
日産の電気自動車「リーフ」は40kWhと62kWhなので、アリアには余裕があります。
各仕様の特徴は、2WD/65kWh仕様は、価格が割安で、リーフの最上級グレードと同等の約500万円に設定します。
2WD/90kWh仕様は、1回の充電で走れる距離が610kmと長いです。
4WD/90kWh仕様は、前後に配置されたモーターの駆動力配分を積極的に変化させて、機敏に曲がる楽しさを追求します。
グレードや仕様に応じて、個性豊かな選択肢を持たせました。
●ホンダ「ホンダe」(発表:8月もしくは9月)
ホンダeはコンパクトサイズの電気自動車です。全長3895mm×全幅1750mm×全高1510mmのコンパクトなボディに、容量が35.5kWhの駆動用リチウムイオン電池を搭載します。
航続可能距離は220kmとされ、コンパクトなボディと相まって市街地向けのクルマになります。
モーターの最高出力は136馬力仕様と154馬力仕様があり、最大トルクは32.1kg-mです。
車両の前側には制御システム、後部にはモーターを搭載して後輪を駆動します。前後輪の重量配分は各50%とされ、市街地走行に適した電気自動車でありながら、運転する楽しさも追求しています。
●トヨタ「ヤリスクロス」(概要告知:4月/報道発表:8月)
「ヤリスクロス」は、ヤリスのプラットフォームを使ったコンパクトなSUVです。ホンダ「フィット クロスター」のように、ヤリスに外装パーツを加えたクルマではなく、ボディは別の設計になっています。
すでにプロトタイプ(欧州仕様)のサイズが公表されており、全長は4180mmと短いですが、全幅は1765mmと少しワイドな3ナンバー車になります。
全高は1560mmとされますが、市販されるときには、立体駐車場を使いやすい1550mm以下に抑える可能性もあります。
●トヨタ「GRヤリス」(報道発表:1月/発売:9月)
コンパクトカーの「ヤリス」をベースとする「GRヤリス」は、スポーツモデルで、3ドアボディを備えています。
もっとも注目されるのは、専用エンジンを搭載するスポーティな「RZ」でしょう。
1.6リッター直列3気筒エンジンにターボを装着して、最高出力は272馬力、最大トルクは37.7kg-mと強力です。6速MTの「iMT」を備え、駆動方式は専用の4WDシステムとされる「GR-FOUR」を搭載しました。
前後にトルセンLSDなどを装着したハイパフォーマンス仕様も選べます。
またモータースポーツのベース車として、RZの快適装備をシンプルに抑えた「RC」もあります。
このほかヤリスのノーマルグレードに搭載される1.5リッター直列3気筒を搭載する「RS」も設定しました。こちらは10速の疑似変速が可能なCVT(無段変速AT)を組み合わせます。
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