トヨタ新型カローラクロスはRAV4顔!? カローラシリーズに追加されたSUVの正体は?
トヨタがタイで2020年7月9日に発表・発売した新型「カローラクロス」は、「カローラシリーズ」に追加されたSUVです。新型カローラクロスと、「カローラ(セダン)」や「カローラツーリング(ステーションワゴン)」との共通点や異なる点とは、どのようなところなのでしょうか。
カローラシリーズに新たなSUVが設定された!
トヨタが2020年7月9日にタイで新型「カローラクロス」が世界初公開しました。同国では発売が開始した新型カローラクロスは、「カローラシリーズ」に新たに追加されるSUVです。
新型カローラクロスと、既存の「カローラ(セダン)」、「カローラツーリング(ステーションワゴン)」、さらに「カローラスポーツ(ハッチバック)」とは共通点や異なる点は、どのようなところなのでしょうか。
新型カローラクロスは、「COROLLA MEETS SUV」をキーワードに、ユーザーの期待を超える「車格感(力強さを感じさせる外観)」と「ユーティリティ(使い勝手の良さ)」の両立を目指して開発されました。
2019年9月にフルモデルチェンジしたカローラ、カローラツーリングと同様に、プラットフォームにTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用しています。
新型カローラクロスのボディサイズは全高4460mm×全幅1825mm×全高1620mmと、カローラツーリングの全高4495mm×全幅1745mm×全高1460mmと比べると、ひと回り大きくなっていますが、ホイールベースは両車とも2640mmです。
外観のデザインは、カローラとカローラツーリングが大型の台形ロアグリルフレームとメッシュグリルを採用しているのに対し、新型カローラクロスはメッシュグリルという点で共通ですが、大型グリルが上部に配されることによりフロントマスクの印象はかなり異なります。
ヘッドライトの形状も双方で異なるとともに、新型カローラクロスはフェンダーやサイドなどに樹脂パーツが装着され、SUVとしての力強さが感じられるデザインです。
リアのテールランプも、カローラ、カローラツーリングと新型カローラクロスでは違うデザインが与えられています。
新型カローラクロスのデザインはトヨタのSUV「RAV4」と似ており、カローラシリーズの一員でありながら、トヨタのSUVモデルのDNAが色濃く反映されているようです。
新型カローラクロスの内装は、カローラ・カローラツーリングと共通のデザインとしながら、全高を高めたことにより、見晴らしの良い空間と余裕のあるヘッドクリアランスを実現しました。
荷室の容量はクラストップレベルの487リッターを確保。カローラツーリングの392リッターに比べて大容量です。
ただし、カローラツーリングの荷室は6:4分割が可能で、後席を折りたたむと802リッターの大容量のスペースが生まれます。
利便性の面では、新型カローラクロスの荷室はアクセスの良い高さとするとともに、後席のドア開口部を広く確保し、乗降性も向上しました。
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