ドアバイザーとサンルーフに再注目!? コロナ禍で脚光を浴びる新しい生活様式
エアコンは「内気循環」と「外気導入」どっちがいいの?
ところで、エアコンは「内気循環」と「外気導入」のどちらで使っているでしょうか。
内気循環とは、空気を入れ替えることなく車内を循環させてエアコンを使う状態。外気導入は外の空気を取り込み、車内の空気を入れ替えながらエアコンを使う状態です。内気循環と外気導入はスイッチで切り替えることができます。
少し前、「燃費を考えると内気循環がいい」という意見を聞くことがありました。たしかに真夏は内気循環のほうがエアコンの負荷が軽減できるから燃費低下を抑えられるケースが多いです。
クルマによって、猛暑日には内気循環のほうがエアコンの効きがいいこともあります。ある調査では、約6割のユーザーは夏のエアコン使用時に「内気循環にしている」といいます。
しかし、コロナ禍においては内気循環でエアコンを使うことはオススメできません。車内の空気が入れ替わらない(窓を開けている効果が薄まる)からです。
そのため、燃費低下やエアコンの効きの低下はひとまず忘れ、この夏は外気導入でエアコンを使いましょう。
ただ、困るのは一部の車種のオートエアコン。「AUTO」にすると、自動的に内気循環とするエアコンがあるのです(湿度センサー付きで窓が曇ると外気導入に切り替えるタイプもある)。そういった場合は、AUTOにせず外気導入のボタンを押すことを心がけましょう。
また、前回乗ったときに「外気導入」としてもエンジン再始動で「内気循環」になるクルマもあるので乗るたびに確認が必要です。
もしかすると、コロナ禍におけるニューノーマルとして、今後の新車はデフォルトで内気循環とするオートエアコンが減るかもしれません。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
サンルーフをオプション設定にするんだったら、天井の高さを上げてくれよ。
ただでさえ低いルーフのセダンにサンルーフなんて窮屈極まりないんだよ。