ドアバイザーとサンルーフに再注目!? コロナ禍で脚光を浴びる新しい生活様式

最近では、新車時に装着する「ドアバイザー」や開放感のある「サンルーフ」を装着する人が減少傾向にあるといわれていますが、コロナ禍の影響によりこれらの装備品が再び脚光を浴びるかもしれません。なぜ、ドアバイザーとサンルーフが再注目されるのでしょうか。

ウィズコロナで再注目!? ドアバイザーとサンルーフ

 私たちの生活を大きく変えている新型コロナウイルス。カーライフにおいても、共用のクルマを使う際には手が触れる場所を消毒するなど“ウィズコロナ”を意識した心がけをしている人も多いことでしょう。

1978年発売のホンダ初代「プレリュード」。日本初の電動サンルーフが設定された(画像:ホンダ)
1978年発売のホンダ初代「プレリュード」。日本初の電動サンルーフが設定された(画像:ホンダ)

 クルマで移動する際に気を付けたいのは、車内の空気の入れ替えです。ひとりで移動する状況であれば配慮する必要はありません。

 しかし、複数人が同乗してクルマで移動する際は、誰かが罹患している可能性を考えて、感染がほかの同乗者に広まらないような対策が必要です。

 新型コロナウイルスの怖さのひとつは、発症がないのに周囲に病気を広めてしまう可能性があることで、「まさか同乗者に感染者がいるはずがない」ではなく、「お互いのために対策をとる」というのがカーライフにおけるニューノーマル(新しい生活様式)といえるでしょう。

 そこで同乗者がいる際はマスクをするのは当然ですが、それだけでは足りません。マスクに加え、車内の空気を入れ替えることが大切です。

 新型コロナウイルスに感染しやすい状況として「三密」は広く認識されています。「密閉」「密集」「密接」の三密のうち、車内は「密閉」と「密接」が生じやすい環境。密接はほぼ防ぎようがありませんが、密閉を解決する方法として有効なのが換気です。

 窓を閉め切った車内にはウイルスが滞留しやすいので、密閉を避けて車内にウイルスが留まらないように、換気が重要となってきます。

 換気の方法は簡単。窓を開けることです。必ずしも全開にする必要はなく、走行中は1cmほど開けておけば車内と車外を流れる空気の圧力差により車外へどんどん車内の空気が吸い出されます。2か所以上の窓を開け、さらに外気導入にしたエアコンの風を強めにして使うのがベストです。

 ただし、困るのが雨天。雨の量が多いと、わずかしか開けていない窓からでも、天井から滴ってきた水が車内へ入ってきます。少しも窓を開けていられなくなってしまうのです。

 そこで、注目したいアイテムがドアバイザー(自動車メーカーなどにより呼び名が異なります)。サイドウインドウの上部に装着する、教習車やタクシーなどでの装着率が高いアイテムで、多くの車種に販売店オプションを中心として設定されています。

 ドアバイザーはこれまで、タバコを吸う人に重宝がられていました。ドアバイザーが雨よけとなることで、雨の日でも車内の換気ができるからです。

 車内の換気が求められるコロナ禍においては、雨天時の換気をサポートするアイテムとして、ドアバイザーが新型コロナ感染拡大防止に役立つといえるでしょう。

 また、効率よく車内の空気を排出するにはサンルーフも効果絶大。サンルーフの後方だけを持ち上げる“チルトアップ”をすれば、よほど強い降りでない限りは雨天時でも開けて空気の入れ替えができるので重宝します。これから新車を買おうという人は、サンルーフの設定があれば選んでおくと安心できるでしょう。

 昨今は装着率が下がっている「ドアバイザー」と「サンルーフ」ですが、そのメリットを見直すことで、コロナ禍においては人気が盛り返す可能性も否定できません。

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1件のコメント

  1. サンルーフをオプション設定にするんだったら、天井の高さを上げてくれよ。
    ただでさえ低いルーフのセダンにサンルーフなんて窮屈極まりないんだよ。

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