スズキ新型「ソリオ」いつ登場? 「先進安全装備」進化&クールな“特別仕様車“追加もある? デビュー4年目の大人気「小型ハイトワゴン」に起こり得る変化とは
スズキきっての人気モデル「ソリオ」。背の高いボディに左右スライドドアを持つ1.2リッタークラスのコンパクトカーですが、気になるのは“次の動き”はあるのかという点です。考察します。
スズキ新型「ソリオ」まもなく登場? 安全装備進化や特別仕様車あるか
スズキきっての人気モデルとなるのが「ソリオ」。背の高いボディに左右スライドドアを持つ1.2リッタークラスのコンパクトカーです。
どれだけ人気があるかといえば、過去5年、年間販売ランキング(軽自動車を除く、日本自動車販売協会連合会調べ)で、常に20位以内をキープ。2023年は18位、2024年上半期では16位を記録します。実数としては、年間4~5万台弱で推移。これは登録車としてはスズキで最も高いポジションとなります。
そんな人気者だからこそ、気になるのは次の動きでしょう。
しかし、残念ながらフルモデルチェンジは、もうちょっと先になるはずです。なぜなら、現行モデルの発売は2020年11月のこと。つまり、わずか4年前のことです。
先代の「ソリオ」は2015年にデビューしており、その前は2010年。つまり、5年おきになりますから、可能性があるとすれば、2025年になります。そのため、今年は何もないはずです。
では、何も動きがないのかといえば、そうではありません。一部改良や特別仕様車が期待できます。
先代モデルは、2010年に発売になってから、翌2011年に特別仕様車を発売して新機能(アイドリングストップ)も追加、2012年に派生グレード「バンディット」の追加と特別仕様車の販売、2013年は特別仕様車の販売と一部改良、2014年はADAS(先進運転支援システム)の強化と一部仕様変更、2017年は特別仕様、2019年も特別仕様を行ってきました。つまり、毎年に近いペースで、何かテコ入れを実施してきたのです。
振り返ってみれば、2020年11月に発売された現行モデルは、2022年12月にハイブリッドを追加、2023年5月に一部仕様を実施していますが、今年は、まだ何も動きがありません。
可能性としては特別仕様の販売が最も高いのではないでしょうか。先代モデルでは、初期に白と黒のボディカラーを特徴とする「BLACK &WHITE」が何度か特別仕様として発売されましたが、後期ではお買い得をアピールする装備充実の特別仕様が主流となっています。
2024年前半のソリオの販売は前年比109.4%と好調のようですから、わざわざお買い得を設定するよりも、ユニークなカラーリングやイメージの異なる特別仕様車を用意するのではないでしょうか。先代モデルでは、特別仕様車は11月から1月という冬季に発売されることが多かったようですから、この冬に狙っている人は、ぜひとも注目してみましょう。
次に一部改良の可能性を考えてみましょう。
そこでヒントになるのは、同じスズキの、そしてもっと新しいモデルです。2020年のソリオの後に登場したスズキ車には2023年12月デビューの「スイフト」があります。
当然、後から登場したスイフトには、新しい技術が採用されています。パワートレインは新しい3気筒の1.2リッター・エンジンが搭載されています。
現在のソリオのエンジンは、以前からある4気筒の1.2リッター・エンジンです。そう考えると、どこかのタイミングでソリオにも、最新の3気筒エンジンが採用されるかもしれません。
ただし、エンジンの換装にはコストがかかるものなので、可能性としては、それほど高いものではないでしょう。
それよりも“可能性が高い“と思えるのがADAS(先進運転支援システム)の進化です。
新型スイフトには、カメラにミリ波レーダーを組み合わせる「デュアルセンサーブレーキサポート2」というシステムが採用されています。
一方、ソリオはカメラだけの「デュアルセンサーブレーキサポート」。新型スイフトのシステムは「2」とあるように、当然、進化したものとなります。移植するというのであれば、こちらの方が話題性は高いのではないでしょうか。
どちらにせよ、ソリオの販売は今、絶好調です。それでもトヨタ「ルーミー」や、ダイハツ「トール」といったライバルも存在します。ライバルに負けずに好調さを維持するためにも、きっとスズキは何かしらテコ入れをしてくるはず。この冬の商戦に注目です。
先代ソリオは2015年に登場しています。
さすがに、10年サイクルは無いです。
先代のブレーキサポートは単眼ではなく二眼ですよ!
MA36SとMA46Sが抜けています。
記事に記載されている先代はMA15Sです。
ちなみに現行モデルはMA37SとMA47Sです。