新型ハリアー&キックス登場で中古市場に変化あり? 新型登場で相場に影響はあるのか
意外!? 新型キックスの登場でジュークの中古市場に影響がある?
2020年6月24日に日産は国内向けの新規投入車として10年ぶりとなる新型「キックス」を発表、同日30日発売されました。
前出の中古車バイヤーによると、新型キックスの前身となる「ジューク」の中古車市場に影響が出るのではないかと話します。
「新型キックスは、『ノート』や『セレナ』の新車・中古車ともに人気のあるe-POWERを搭載します。また、サイズも人気があるコンパクトサイズということで、中古市場に出回ってきたら引く手あまたの存在になるのではないかと予想しています。
同時に、中古市場で流通しているジュークの動きが鈍くなるのではないかという懸念もあります。以前から新車市場でも人気が低迷しているジュークは、中古市場も同様で平均で100万円を下回るにも関わらず程度が良い個体が多くありました。
しかし、近年のコンパクトSUVブームもあり、トヨタ『C-HR』やホンダ『ヴェゼル』といった真っ向のライバル車や、トヨタ『ライズ』やダイハツ『ロッキー』など新車や新古車でも手の届きやすい価格で流通しているので、中古のジュークは厳しい状況でした。
そこに、キックスが出てくることで、ジュークの中古車相場の値崩れが進むのではないかといわれています」
2010年にコンパクトSUVの先駆け的存在として登場したジュークですが、発売直後はデザインの珍しさやサイズ感などが好評となり、人気を博しました。
しかし、2013年にヴェゼル、2015年にマツダ「CX-3」、2016年にC-HRなど続々とコンパクトSUVが出てきたことで、ジュークの販売は低迷していき、2019年末には日本向けモデルが生産終了となりました。
コンパクトSUVというジャンルを開拓したジュークですが、新車市場では他社のライバル、中古車市場では日産としての後継モデルによって、影の薄い存在となってしまう悲しきモデルになりそうです。
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