燃費が良いのはどのクルマ? 2020年最新モデルの燃費を比べてみた!
2020年上半期(1月から6月)には、さまざまな国産新型モデルが発売されました。今回は、各モデルのWLTCモード燃費を紹介します。
2020年に出てきた新型モデルの燃費はどう?
最近の新型モデルには、エンジンとモーターを併用して駆動するタイプやエンジンを発電機として使いモーターのみで駆動するタイプなどさまざまなハイブリッド車が多くなってきました。
これは、環境性能の向上はもちろんですが、ユーザーが購入時に気にする「燃費」をどれだけ良くするかという部分を重視することにより日々、燃費向上の技術が進化してきました。今回は、2020年に発売された話題の新型モデルのWLTCモード燃費を紹介します。
新車の燃費は、カタログやホームページで確認できますが、最近では2017年の夏以降から以前まで使用されていた「JC08モード」という表記から順次「WLTCモード」に切り替わっています。
2020年上半期(1月から6月)までに新たに発売された国産車(新型・フルモデルチェンジ)では、軽自動車4台、コンパクトカー2台、セダン1台、SUV3台です。
軽自動車では、スズキが1月20日に2代目となる「ハスラー」を発売(追って2月27日にOEM車のマツダ「フレアクロスオーバー」も発売)。全グレードがハイブリッド車となり、もっともWLTCモード燃費が良かったのは、「HYBRID G/HYBRID X(2WD)」の25.0km/Lとなりました。
次に、 日産と三菱の共同開発車となる日産「ルークス」と三菱「eKスペース/eKクロススペース」は3月19日に同時発売された軽スーパーハイトワゴンで、もっともWLTCモード燃費が良かったのは、どちらも自然吸気エンジン、2WD仕様となるグレードで20.8km/Lです。なお、全車にマイルドハイブリッドシステムを採用しています。
6月10日には、ハスラーのライバルとなされるダイハツ「タフト」が登場。ハスラー同様に軽SUVと称されるオフロードテイストが特徴の軽自動車で、もっともWLTCモード燃費が良かったのは、自然吸気エンジンで2WD仕様の「X/G」が20.5km/Lという数値です。
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コンパクトカーとしては、トヨタ「ヤリス」が2月10日に発売されましたが、先行して2019年12月20日に燃費や価格などの情報を公表していました。その際、「HYBRID X」グレードでWLTCモードを36.0km/Lと明らかにしたことで、それまでWLTCモードでもっとも燃費が良かった「カローラスポーツ(ハイブリッド仕様)」の30.0km/Lを超えた形となっています。
ホンダは、2020年2月14日にヤリスのライバルともいわれる4代目「フィット」を発売。5つの異なるスタイルを展開するなど幅広いユーザーから支持されていますが、もっともWLTCモードが優れているのが「e:HEV BASIC(2WD)」の29.4km/Lと高い数値となっています。
また、同月21日にはホンダはセダンの10代目「アコード」を発売。日本では「EX」の1グレード展開となり、WLTCモードは22.8km/Lです。
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2020年6月末現在では、JC08モードとWLTCモードが混在して表記されており、車種によってはJC08モードのみの表記の場合もあります。
そのなかで、WLTCモードで高い数値を誇るの軽自動車は、スズキ「ワゴンR」の25.2km/L、コンパクトカーは前述のヤリス、セダン(ハッチバック含む)はトヨタ「カローラ」の29.0km/L、ミニバンはトヨタ「シエンタ」の28.8km/L、SUVはトヨタ「C-HR」の25.8km/Lです。
今後、トヨタ「プリウス」や「アクア」、日産「ノート」といったJC08モードしか表記されていない車種がWLTCモードでどの程度の数値を出すのか気になるところです。
プリウス 50系に乗っていますが、WLTCモードトモ違う実際の生活で乗っているのですが燃費は2020年現在AVG23.7kmです。正直な数値をメーカーが使ってくれると有難いですね。