オラオラ顔のファミリーカー!? 高級3列SUV「インフィニティ QX60」の正体とは?
日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」では、3つのSUVがラインナップされています。3つの中間に位置する「QX60」とは、どのようなモデルなのでしょうか。
ファミリーカーでも押し出し感強め!? インフィニティ QX60とは?
海外で日産の高級ブランドを展開する「インフィニティ」は、ラグジュアリーなセダン・クーペとSUVをラインナップしています。
昨今ブームとなっているSUVは3モデルあり、小さい順に「QX50」「QX60」「QX80」が存在します。
もっともコンパクトなQX50は日本では日産ブランドで販売されていた「スカイラインクロスオーバー」の後継車、もっとも大きいQX80は全長5300mmのフルサイズSUVと、2桁の数字が大きくなるほどボディサイズが大型化します。
では、3つのモデルの中間となるQX60とは、どのようなモデルなのでしょうか。
QX60は3列シート7人乗りのクロスオーバーSUVで、ボディサイズは全長5095mm×全幅1960mm×全高1742mmと、全長が5mを超える大きなサイズです。
外観は、インフィニティ特有のメッシュパターンを採用した大型グリルやシャープな形状のヘッドランプ、LEDデイタイムランニングライトを装着。
さらに、18インチまたは20インチのアルミホイールを装着するため、ラグジュアリーかつ押し出し感が強いデザインとなっています。
内装は豪華な雰囲気で、7人がゆったり過ごせる広い室内空間が広がります。1列目と2列目は革シートが装備され、高級感が漂います。
さらに、木目調に漆の層を幾重にも塗る日本の伝統工芸である「吹き漆」からインスピレーションを得た、カエデ材のインテリアアクセントなどが目を引きます。
また、インパネ中央には8インチのディスプレイが設置され、コネクティッドシステム「INFINITI INTOUCH」に対応しています。
ファミリー層から高い支持を得るQX60には、さまざまな便利な機能が搭載されています。
「リアドアアラート」は、走行前後のドアの開閉状況を検知し、後部座席に乗せた子どもやペット、荷物などの置き忘れを防ぐ装備や、リアバンパーの下で足を振るだけで、手を使わずにテールゲートを自動開閉できる機能も備わります。
さらに、2列目シートにチャイルドシートを取り付けた状態でも、3列目に容易に乗り降りできるマルチモード2列シートを装備。リクライニング機能付きの3列目シートは、50:50に分割して折りたたむことができる機構を採用しました。
搭載されるエンジンは、295hpを発生する3.5リッターV型6気筒エンジンで、マニュアルモードを備えたCVTと組み合わせました。ドライブモードは、「INFINITIドライブモードセレクター」により、スタンダード、スポーツ、スノー、エコモードが選択できます。
駆動方式は2WD(FF)とAWDを用意。AWDは、通常時にはパワーの100%が前輪に送られますが、路面の状況に応じて最大50%を後輪に配分します。
QX60は安全装備が充実しており、「アラウンドビューモニター(移動物体検知機能付)」や「車線逸脱警報および車線逸脱防止機能」、「バックアップ衝突回避機能」、「ブラインドスポット回避機能」、「インテリジェントクルーズコントロール(全速域)」に加え、「先進の前方衝突予測警報システム」、「歩行者検知機能付き前方緊急ブレーキ」などが備わります。
なお、2019年5月以降に製造されたハイビームアシストヘッドランプを備えるQX60は、IIHS(道路安全保険協会)のトップセーフティピックを獲得するなど、安全性の高さが評価されました。
※ ※ ※
日本では馴染みのないQX60ですが、北米ではインフィニティブランドのなかでもっとも多く販売されている人気モデルで、ファミリー向けのベストラグジュアリー3列SUVに選出された実績があります
QX60の北米での価格は、4万4350ドルから4万8150ドル、日本円で約474万円から約514万円です。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。