意外なSUV風モデルがライバル関係!? ホンダ「フリード」と「フィット」どっちを選ぶ?

ホンダは、人気ミニバンの「フリード」と人気コンパクトカーの「フィット」に、SUVテイストを盛り込んだ「クロスター」というグレードを設定しています。近年のアウトドアレジャーなどにマッチするクロスターとは、どのような仕様なのでしょうか。

ホンダが2019年秋に投入したSUV風「クロスター」とは

 ホンダは、ミニバン「フリード」とコンパクトカー「フィット」にSUV風の「クロスター」というグレードを設定しています。直近では、似たようなパッケージとなる2台を比較するユーザーが存在するようです。クロスターとは、どのような仕様なのでしょうか。

ホンダのSUV風「クロスター」とはどのような特徴があるのでしょうか。
ホンダのSUV風「クロスター」とはどのような特徴があるのでしょうか。

 2019年10月18日に発売した「フリード/フリード+」のマイナーチェンジでSUVテイストを盛り込んだクロスターグレードを追加設定し、大きな話題となりました。

 また、2020年2月14日には4代目にフルモデルチェンジした「フィット」に設定される5つのグレードのひとつとして、クロスターを設定しています。

 直近のホンダ販売店では、2列シートの5人乗り仕様となるフリード+とフィットのクロスターグレードを比較するユーザーが存在するといいますが、2台の特徴にはどのような違いがあるのでしょうか。

 フリードのラインナップでは、3列シート(6人乗り/7人乗り)の標準モデルとなるフリードと、2列シート(5人乗り)のフリード+の2タイプが存在します。

 フリード/フリード+ともにガソリン車/ハイブリッド車、2WD/4WD、そしてSUV風のクロスターが設定され、幅広いユーザーから人気のモデルです。

 また、クロスターは、マイナーチェンジ後1か月の販売台数(予約受注含む)のうち約3割を占めるなどユーザーからも好評となっています。

 クロスターは、SUV風の外観デザインが特徴で、遊び心と力強さと表現。専用のフロントグリルや前後バンパー、LEDフォグライトを装着しています。さらに、ルーフレールやアルミホイール、専用色のドアアウターハンドルとドアミラーを採用し、アウトドアで映えるクロスオーバーSUVのスタイルが特徴です。

 内装でも随所に遊び心が感じられる仕様となり、木目パネルはクロスター専用のプライウッド調を採用。コンビシートは汚れが目立たないデジタル柄とすることで、アウトドアの非日常感を演出しました。

 クロスターについて、ホンダの販売店は次のように話します。

「フリードは5ナンバーサイズで使い勝手の良いミニバンとして人気のモデルで、3列シート車のフリードは家族や友人など多人数で出かける機会の多いユーザーに好評頂いています。

 2列シート車のフリード+は、アウトドアなど趣味の荷物が多いユーザーから支持を受けており、SUV風なクロスターの外観デザインを好まれる人が多いため、『フリード+ クロスター(ハイブリッド含む)』が人気となっています」

※ ※ ※

 フリードは5ナンバーサイズのミニバンとして人気のモデルでもあり、クロスターを追加する際に気をつけたポイントとして、開発責任者の田辺正氏は次のように話していました。

「フリードにSUV風のクロスターを設定する際に、ゴツゴツした樹脂製バンパーやフェンダーといったパーツを採用したい、という想いはありました。

 しかし、それらのパーツを装着すると5ナンバー規格を超えてしまうほかに、スライドドアの開閉時に干渉する影響で難しい部分もあったことから、出来る範囲でのSUVらしさを表現する形となりました」

【画像】話題のクロスター! フリード&フィットを写真で比較!(43枚)

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