エグ味が抜けてマイルド顔に! メルセデス・ベンツ「Eクラス・クーペ/カブリオレ」がフェイスリフト

メルセデス・ベンツ「Eクラス・クーペ/カブリオレ」が、ドイツ本国でフェイスリフトされた。欧米では、ブランドのイメージを代表するカテゴリーであるだけに、失敗の許されないフェイスリフトだが、発売から4年が経過し、どのように変化したのだろうか。

最大のトピックは、フロントフェイスのリフレッシュ!

 2017年に登場した現行の5代目「Eクラス・クーペ(C238)/カブリオレ(A238)」が、本国でフェイスリフトを受けた。

 アッパーミドルクラスのラグジュアリー・クーペ/カブリオレは、日本ではなかなか市場が大きいとはいえないが、ヨーロッパや北米では、プレミアムブランドのイメージを牽引する存在として一定の需要があるカテゴリーである。

 それだけに各ブランドとも決して手を抜くことはなく、それはメルセデス・ベンツも同様だ。

Eクラス・クーペ/カブリオレは、メルセデスの新しい顔である「Aシェイプ」を採用したフロントグリルと新デザインのLEDヘッドランプを採用
Eクラス・クーペ/カブリオレは、メルセデスの新しい顔である「Aシェイプ」を採用したフロントグリルと新デザインのLEDヘッドランプを採用

 今回のフェイスリフトでは、まずデザインがリフレッシュされた。

 エクステリアは、「Aシェイプ」を採用したフロントグリルや、従来よりスリムな形状となった新デザインのLEDヘッドランプ、内部のグラフィックが変更されたLEDリアコンビランプなどを採用し、これまで以上のスポーティネスが表現されている。

 またエアロダイナミクスを考慮して設計され、燃費向上に寄与する「エアロホイール」が新たに設定された点も要注目である。

 このほか、ボディカラーにはハイテク・シルバーとグラファイト・グレー・メタリック、モハベ・シルバー、パタゴニア・レッド(デジーノ仕様)の4色の新色が用意された。

 インテリアは、従来から基本的に大きな変化はないが、現代的でスポーティかつラグジュアリーなスタイルは、デビューから4年目となる今もこのクラスの基準となるクオリティだ。

 今回は新たにオープン・ポアグレー・アッシュ・ウッドとアルミニウムにライト・カーボン・ファイバー・グレインを組み合わせたトリムが設定され、フレッシュなイメージを手に入れている。

 新しいインテリジェント・ステアリングホイールの採用も、新型のハイライトだ。

 これは、従来はトルクセンサーを用いていたハンズオフの検知を、静電容量でおこなうことを可能にしたもの。これにより、運転支援システム使用時にステアリングに触れていれば検知できるようになり、利便性が大きく向上している。

 これは将来的にレベル3以上の自動運転が実用化される時に向けて、必要な進化といってよいだろう。

 そして最新世代のメルセデスにはおなじみのMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)も採用。10.25インチのタッチディスプレイとともに、インフォテインメント機能や車両設定が、より直感的に操作できるようになっている。

 MBUXについては、おそらく日本仕様では他のモデルと同様に標準搭載となるだろう。

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