この先二度と出ない!? ちょっと前の国産大排気量 ハイパワーセダン3選
大人のためにあるスポーティFRセダンとは
●トヨタ「マークX」
スポーティさと上質さを併せ持つトヨタの高級セダンである「マークX」は、1968年の誕生以来、国内で多くの販売台数を誇った「マークII」の後継車です。
残念ながら2019年に生産を終了してしまいましたが、数少ないFRセダンとしての本質を追求したクルマとして、いまも人気があるモデルです。
最終モデルは2代目にあたり、重量配分をフロント54:リア46の理想的なバランスにすることで、FR特有の俊敏なハンドリングや卓越したコーナリング性能をさらにレベルアップさせています。
エンジンは、203馬力を発揮する2.5リッターと318馬力を発揮する3.5リッターの2種類のV型6気筒自然吸気を搭載し、全グレードとも6速ATが組み合わされます。
シャシには高接合剛性ボディを採用し、ショックアブソーバーやブッシュ特性のチューニングが施された結果、クルマとの一体感を存分に感じられるドライブフィールを実現。
また、2019年3月11日に限定350台が発売された「マークX GRMN」では、エンジンはスタンダードな3.5リッターですが、6速MTを搭載し、サスペンションのチューニングと専用の外装パーツが装着されるなど、特別な一台に仕立てられており、現在、中古車はプレミア価格で販売されています。
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ターボエンジンによる弾けるような加速力は魅力的ですが、大排気量自然吸気エンジンならではの低速域から始まる豪快な加速も、大いに魅力があります。
また、のんびりと走っていても楽しめる「乗り味」も特徴のひとつです。
日本では自動車税の関係で、古い大排気量車に乗るのは躊躇してしまいがちですが、一度体験すると病みつきになるでしょう。