ハイブリッドはここまで安くなった! 100万円台の最新ハイブリッド車5選
1997年に世界初の量産ハイブリッド車トヨタ「プリウス」が発売され、すでに20年以上経ちました。この間にトヨタだけでなく、各メーカーからハイブリッド車が登場し、価格も下がりました。そこで、現行モデルのハイブリッド車のなかから、100万円台もモデルを5車種ピックアップして紹介します。
安価で高性能な最新ハイブリッド車を紹介
トヨタが世界初の量産ハイブリッド車「プリウス」を発売したのは1997年です。もう23年前のことで、それから現在まで、世界中のメーカーから続々と発売されています。
初代プリウスの新車価格は215万円からで、当時としては驚異的バーゲンプライスといわれていましたが、それでも同クラスのガソリン車とくらべ、50万円以上も高価でした。
その後、技術革新と量産効果によって、ハイブリッド車の価格は安くなっていき、車種もバリエーション豊かです。
そこで、現行モデルのハイブリッド車のなかから、100万円台のモデルを5車種ピックアップして紹介します。
●トヨタ「ヤリス ハイブリッド」
1999年にトヨタの新世代コンパクトカー「ヴィッツ」が発売されました。そして、2020年2月に4代目モデルとして名前を改め「ヤリス」が登場。
バリエーションはガソリン車とハイブリッド車が設定されており、それぞれ2WD車と4WD車がラインナップされています。
ガソリン車は1リッター直列3気筒もしくは1.5リッター直列3気筒エンジンを搭載。ハイブリッド車のパワーユニットは新開発の1.5リッター直列3気筒にモーターを組み合わせになります。
ハイブリッド車の燃費は36.0km/L(HYBRID X 2WD:WLTCモード)と、同クラス内で世界トップレベルの低燃費を実現。
また、アクセルに対する反応を向上させており、低速域にはモーターの大きなトルクによって滑らかかつ鋭い加速が可能なうえ、モーターのみでのEV走行中にはコンパクトカーの域を超えた圧倒的な静粛性を実現しています。
ヤリス ハイブリッドの価格(消費税込、以下同様)は199万8000円からです。
●ホンダ「フィット e:HEV」
ホンダ「フィット」は2001年6月に初代が発売されました。低価格で優れた燃費、コンパクトカーとして十分な走行性能と広い室内などで、大ヒットを記録。
その後もコンセプトを継承しつつ、2020年2月に4代目モデルが発売されました。
外装および内装は、ユーザーのライフスタイルに合わせて5タイプから選べるようになっており、普段使いやアウトドアなど、それぞれの用途に適した装備やルックスとなっています。
ガソリン車とハイブリッド車の設定は3代目から継承されていますが、ハイブリッドシステムを一新。ハイブリッド車は「e:HEV」と呼称され、パワフルな走行性能と高い環境性能を両立しています。
また、通常走行はモーターが主体で、高速クルージング時などエンジン走行の方が効率の良い場面ではエンジンで走行するなど、走行シーンに応じてガソリンエンジンとモーターを自動で使い分けることが可能で、乗り心地の向上にも寄与しているといいます。
フィット e:HEVの燃費は29.4km/L(e:HEV BASIC 2WD:WLTCモード)で、価格は199万7600円からです。
●日産「ノートe-POWER」
日産「ノート」は2005年に初代が発売され、2012年7月に2代目が登場。2代目発売当初は、ダウンサイジングエンジンを搭載した以外はとくに大きなトピックスはありませんでした。
しかし、2016年のマイナーチェンジで、ハイブリッドモデルの「e-POWER」を追加ラインナップすると大ヒットを記録し、コンパクトカーとして2017年から2019年まで3年連続販売台数No.1を達成しました。
ノートe-POWERは、エンジンが発電のみに使われ、走行はモーターが担当するシリーズハイブリッド車です。1.2リッターエンジン車でありながら、2リッターターボエンジンに匹敵する254Nmのビッグトルクを発揮するパワフルさが特徴で、37.2km/L(e-POWER S 2WD:JC08モード)という低燃費も実現しています。
また、アクセルペダルだけで、発進から停止までおこなえる機能を装備し、この操作感が未来のクルマのようだと、ユーザーから高く評価されています。
ノートe-POWERの価格は193万7100円からです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。