昔は憧れの存在だった!? 色褪せない魅力がある国産大型クーペ3選
一世を風靡したハイソカーの進化系モデルとは!?
●トヨタ「ソアラ」
1981年に発売されたトヨタの高級パーソナルクーペ「ソアラ」は、トップグレードに2.8リッター直列6気筒DOHCエンジンを搭載し、元祖ハイソカーとして絶大な人気を誇りました。
1986年に登場した2代目では、数多くの先進技術と当時の国産メーカーでは最高の230馬力を発揮する3リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載するなど、バブル経済絶頂期だった時代背景から初代以上の大ヒットを記録。
そして1991年に登場した3代目では、北米でレクサス「SC」として販売するために開発されたグローバルカーとなります。
ボディサイズは北米市場を考慮して全長4860mm×全幅1790mm×全高1340mmと一気に大型化し、このサイズを巧みに使って美しく伸びやかなフォルムを実現。
エンジンは最高出力260馬力を発揮する4リッターV型8気筒と、最高出力280馬力を誇る2.5リッター直列6気筒ツインターボが搭載されました。
また足まわりには、走行状況により車体の振動やロールなどの姿勢変化を抑える、世界初のハイドロニューマチック式「アクティブコントロールサスペンション」や、4リッター車には世界初の後輪自動操舵システムが採用され、大型化したにも関わらず高いコーナリング性能を発揮します。
一方で2.5リッターモデルは5速MTが設定され、ラグジュアリーかつ、FRならではの運転する楽しさも併せ持っていました。
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冒頭にあるとおり小型の2ドアクーペは激減し、世界的にもレアなモデルとなってしまいました。現行モデルの国産車ではトヨタ「86」、スバル「BRZ」のみです。
北米ではホンダ「シビッククーペ」がありますが、北米専用モデルで日本には導入されていません。
2ドアクーペはユーティリティでSUVにかなわないというのは明確ですが、スタイリッシュな2ドアクーペが少なくなってしまったのは、寂しいところです。