トヨタ「スープラ」は海外名だった!? 「Z」の対抗で誕生した初代「セリカXX」とは

2019年に17年ぶりに復活したトヨタ「スープラ」。スープラはもともと海外名で、日本では「セリカXX」が初代モデルでした。今回は初代と2代目のセリカXXの歴史を振り返ります。

17年ぶりに復活したスープラの初代モデルはどんなクルマだった?

「スープラ」といえば、トヨタが誇るスポーツモデルです。空白だった期間が長らくありましたが、2019年に「GRスープラ」として17年ぶりに復活。世界中が熱狂したのは記憶に新しいところです。

 今回はそんなスープラの歴史を振り返ってみます。

トヨタ初代「セリカXX」(海外では初代スープラ)
トヨタ初代「セリカXX」(海外では初代スープラ)

 スープラの名前は、1978年に日本国内でデビューした「セリカXX(ダブルエックス)」の海外名として使われました。そのため、グローバルの初代スープラといえば、日本では初代セリカXXを指します。

 初代セリカXXは、その名の通り、日本初のスペシャリティカーといわれる「セリカ」の2世代目の派生車種として誕生。

 スポーツカーらしさを前面に打ち出していたセリカとは異なり、どちらかというとグランドツーリングカー的なキャラクターを与えられたセリカXXは、全グレードで2リッター、もしくは2.6リッター(のちに2.8リッターに拡大)の直列6気筒エンジンを搭載していました。

 先に北米市場でデビューし大人気車種となった、日産「フェアレディZ」(DATSUN「260Z」)の対抗馬が欲しいという現地からの要望に応えて、スープラが誕生したという背景があったといわれています。

 しかし、残念ながら初代スープラは北米市場でフェアレディZの牙城を崩すまでには至りませんでした。

 なお、セリカXX登場前年の1977年におこなわれた第22回東京モーターショーでは、セリカをロングノーズ化して直列6気筒エンジンを搭載し、リアセクションをクルーザーのデッキのような形状としたピックアップモデル「CAL-1」が展示されましたが、これこそまさにセリカXXの事前公開だったというわけです。

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2件のコメント

  1. XXって名称を使わなかったのは、XXって、向こうでは「チョメチョメ」っていう意味だかららしい。(性風俗サービスの意味)

  2. これ最低は4M-EUの2600じゃないと普通のセリカより遅いんだよね、ていうかM型って51年規制以前から非力なエンジンだったからね
    しかしながらGTを名乗れないソアラVR-TURBOもMT-EUでM型だったけど流石にこいつはTURBOで速かったね。

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