ホンダ「シビックセダン」復活からわずか3年で幕! グレイス、ジェイドも販売終了へ
ホンダのセダン「シビックセダン」と「グレイス」、ミニバン「ジェイド」の生産終了が明らかになりました。3車種が廃止されることになりましたが、それは一体なぜなのでしょうか。
2020年夏にホンダの3車種が生産終了
ホンダ「シビックセダン」が2020年8月、「グレイス」は同年7月に相次いで生産終了することが明らかになりました。
ホンダのセダンラインナップが一気に2車種減るほか、「ジェイド」も7月に生産終了となります。

2017年に10代目へフルモデルチェンジしたシビックは、セダンとハッチバックに加え、ハッチバックをベースとしたスポーツモデルのタイプRの3つのボディタイプをラインナップ。
なお、セダンとハッチバックは、2020年1月23日にマイナーチェンジをおこなったばかりでした。
シビックはアメリカではセダンとクーペが販売されています。現行シビックはアメリカで発表されてから5年が経ち、そろそろ新型モデルの登場が期待されるタイミングですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により北米のモーターショーが中止(延期)され、発表のタイミングが遅れているようです。
また、グレイスは、タイで「シティ」として販売されていますが、2019年11月に同国で新型モデルが登場。新型グレイスとしての導入が期待されていましたが、日本で販売しないことが決定したといいます。
シビックセダンとグレイスの生産終了について、ホンダ広報部は次のようにいいます。
「シビックセダンについては、公式サイト内で『一部カラーがお選びいただけない場合があります』と記載しているように、予定では2020年8月をもって生産終了となる計画です。グレイスは7月に終了します。
ほぼ同時にセダンが2台消えるのはホンダとしても残念ですが、選択と集中という流れのなかでの計画的な生産終了となります」
ホンダはセダンが豊富で、シビックセダンとグレイスのほかに、「レジェンド」「クラリティPHEV」「アコード」「インサイト」と、大中小のモデルを揃えてラインナップの拡充を図ってきました。
しかし昨今は、軽自動車やSUV、ミニバンが人気で、セダンは下火になっており、ラインナップの整理としてコンパクトな2つのモデルが廃止されることになったようです。
なお、シビックは、ハッチバックとタイプRについては継続して販売され、タイプRは2020年夏にマイナーチェンジを実施する予定です。
























