国産最強「スカイラインGT-R」でも期待外れ!? R33型が不人気とされた訳

レース参戦記念車や4ドアボディも登場!

 R33型スカイラインGT-Rは、1995年にル・マン24時間耐久レースのGTクラス参戦を試みます。さすがに市販車ベースでは勝算が薄いということで、専用のGTマシンNISMO GT-R LMを制作し、レギュレーションをクリアするために1台のみロードカーが制作されイギリスでナンバーを取得。

 このモデルは市販されませんでしたが、1996年にはル・マン24時間レース参戦記念としてLMリミテッドを期間限定で販売しています。

究極の「スカイライン GT-R NISMO LM」
究極の「スカイライン GT-R NISMO LM」

 1997年10月にはスカイライン生誕40周年を記念して「スカイラインGT-Rオーテックバージョン」が発表されました(発売は1998年1月)。

 これは初代スカイラインGT-Rをリスペクトした、4ドアボディを持つR33型スカイラインGT-Rであり、その名の通りオーテックジャパンが手掛けました。

 4ドアということで、セダンをベースにGT-Rのコンポーネントを移植したものと思われがちですが、この車両の型式は「BCNR33改」であり、2ドアのGT-Rを4ドア化したものです。

 埼玉県警や神奈川県警にも納入され、神奈川県警のパトカーは現在でもイベントなどでその姿を見ることができます。

 現役当時は不人気車の烙印を押された感のあるR33型スカイラインGT-Rですが、最近ではGT-R自体の価値が上昇していることもあってか、昔のように格安物件が出てくるようなことはなくなってきました。

 とくに2020年からはアメリカの25年ルールに該当する年式となったことで、一気に相場が跳ね上がる可能性もありそうです。本気で欲しい人は、早めに動いた方がいいでしょう。

【画像】なぜ不人気といわれる? 日産「スカイラインGT-R」(R33型)(16枚)

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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