トヨタ「RAV4」や「ヤリス」で3万台リコール ロアアーム破断や正常な制御が出来なくなる恐れ

トヨタは、人気モデルの「RAV4」と「ヤリス」のリコールを国土交通省に届け出ました。どのような内容なのでしょうか。

トヨタ「RAV4」と「ヤリス」が同日にリコール

 2020年5月20日にトヨタは、SUV「RAV4」とコンパクトカー「ヤリス」のリコールを国土交通省に届け出ました。

人気SUVの「RAV4」
人気SUVの「RAV4」

 RAV4のリコール内容は、ロアアームが破断して走行安定性を損なう恐れがあるため、2019年9月25日から10月26日の期間に製造された合計3409台が対象となります。

 不具合の内容は、前輪緩衝装置において材料製造工程が不適切なため、ロアアームに亀裂が入っているものがあるといいます。

 そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進展し、最悪の場合ではロアアームが破断して、走行安定性を損なう恐れがあるとしています。

 改善措置では、全車両のロアアームを良品と交換するとし、これまでの不具合件数は0件で事故は発生していないようです。

 また、トヨタはRAV4と同日にヤリスのリコールも国土交通省に届けて出います。

 ヤリスでは、制動装置(ブレーキ制御コンピュータ)が不具合の部分として挙げられ、2019年12月11日から2020年4月21日に製作された合計2万7622台が対象です。

 不具合の内容は、車両安定制御機能(VSC)において制御プログラムが不適切なため、停車中のアイドリング時の振動を2輪駆動車用スピードセンサーが車速と誤検出して、異常判定することがあるとしています。そのため警告灯が点灯し、VSCなどが作動しなくなるおそれがあるというものです。

 改善措置は、ブレーキ制御コンピュータの異常判定プログラムを対策仕様に修正します。不具合の件数は22件となり事故は発生していません。

 トヨタはRAV4とヤリス共に、該当車のユーザーにはメールや電話で通知するとしています。

【画像】RAV4&ヤリス 爆売れのデザインを写真で見る!(28枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. おそらくそれだけじゃねーな
    20前期セルシオのエンジンストールをリコールしなかったトヨタだからな
    油圧式のパワステで走行中のストールなんて普通はリコールだけどね。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー