爆売れ確実!? トヨタ「ライズ」サイズで7人乗り!? ダットサン「CROSS」とは

CROSSはダットサンのインドネシア戦略を変えるクルマだった?

 CROSSは、2015年10月30日から11月16日まで、横浜にある本社ショールームでコンセプトカーが展示され国内外に報道されました

かつて日産本社に展示されていたコンセプトモデル
かつて日産本社に展示されていたコンセプトモデル

 東南アジアなどの新興国をターゲットに展開するダットサンが、日本の本社で発表することはほとんどなく、販売先となるインドネシアでは、横浜にコンセプトカーが展示されたことで、ダットサンが現地特有の制度「LCGC(ローコストグリーンカー)」メーカーから脱却しようとしていたのではないかといった憶測が話題となりました。

 ローコストグリーンカーとは、低燃費で価格の低いクルマに対する優遇税制であり、低価格と低燃費を実現するために、「安く」「軽く」「最低限の装備」でつくられた車種です。

 CROSSは、その概念を覆す装備を搭載して販売されました。

 今までインドネシアでローコストグリーンカーとして販売されるクルマとしては異例のVDC(横滑り防止装置)が標準装備されています。これは、日本車で当たり前のように装備されているものですが、インドネシアでは驚きをもって迎えられました。

 また、リアパーキングセンサー、デュアルフロントエアバッグはインドネシアでは一般的ではないため、これだけの装備のクルマは、インドネシアでは一般ユーザーには高級なクルマとして映っていました。

 こうした装備を持ちながら、CROSSはローコストグリーンカーとして販売され、2020年モデルが5速MTで1億6149万ルピア(約115万円)、CVTで1億7399万ルピア(約125万円)となっています。

※ ※ ※

 ダットサンの広報によれば、CROSSというネーミングには「アクティブに冒険の旅に出かけられる気持ちが込められている」としています。

 力強い外観は日本国内のSUVと比較しても魅力的であり、街中で見かければつい振り向いてしまいそうになるクルマです。

 CROSSをはじめとするDATSUNモデルは日本に導入される予定はありませんが、日本の激化するSUV市場でも個性を発揮できる1台です。

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1件のコメント

  1. コレ、インドネシアで120万程度か。。

    右ハンだし、日本用の改修はほとんど何も行わず
    60万の利益を乗せて、日本で180万で売っても
    売れるのではないか?

    輸送等の経費が掛かったとしても
    相当儲かりそうだし、ヒットしそう

    なんで日本に入れないのだろう。。

    新型シルフィもそうだけど、そういうところが
    日産のダメなところなんだろうね
    (ま、シルフィは右ハン化が必要だが。。)
     

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