あまり売れなかったけど実は名車!? もっと評価されても良かった車5選
出るのが早すぎた!? 不人気となってしまった2台のSUVとは
●スバル「インプレッサ グラベルEX」
1992年に登場したスバル初代「インプレッサ」は、コンパクトなセダンとステーションワゴンをラインナップし、高性能な「インプレッサWRX」が話題となり、「レガシィ」に続いてヒット作になしました。
そして、1995年に「インプレッサスポーツワゴンWRX」をベースに、オフロードテイストを散りばめたクロスオーバーSUVの「インプレッサ グラベルEX(エックス)」を発売。
当時のRVブームで大ヒットしていた本格的なクロスカントリー4WD車をモチーフに、フロントにグリルガードが装着され、リアにはスペアタイヤを備え、最低地上高は185mmに上るなど、かなり手が加えられています。
また、WRXベースのためエンジンは220馬力を発揮する2リッター水平対向4気筒DOHCターボを搭載し、高い走行性能を誇っていました。
しかし、安直にRVを真似ただけではニーズがなく、販売が低迷したため、1996年のモデルチェンジで廃止となり、2010年に登場した「インプレッサXV」が実質的な後継車といえます。
●ホンダ「クロスロード」
ホンダは初代「CR-V」が発売される以前、英国のローバーグループや、いすゞからOEM供給されたRVを販売しており、その1台がランドローバー「ディスカバリー」をベースとした初代「クロスロード」です。
1993年に発売された初代クロスロードは、3.9リッターV型8気筒エンジンを搭載した本格的なクロスカントリー4WD車ですが、人気が低迷したため1998年に販売を終了。
それから9年後の2007年に、2代目「ストリーム」をベースにしたクロスオーバーSUVとして、2代目クロスロードが発売されました。
2代目クロスロードは全長4285mm×全幅1755mm×全高1670mmと、比較的短い全長ながら広い室内だったことから、3列シート7人乗りを実現。
エンジンはストリームと同じ最高出力140馬力の1.8リッター直列4気筒もしくは150馬力の2リッターを搭載し、駆動方式はFFと4WDが設定されました。
スタイリッシュな外観で、手頃なサイズの7シーターSUVであるなど、いま思うと売れない要素は見当たらないのですが、販売が低迷したため2010年に生産を終了。出るのが早すぎたモデルだったのかもしれません。
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自動車メーカーは新型車の発売スケジュールを、開発期間から逆算して数年前には決定しています。
もし、人気カテゴリーが一変してしまったり、社会情勢の変化があったら、出す時期を見誤ってしまうことになりかねません。
そうならないためにも、慎重にリサーチしたうえで新型車を企画し、時には開発の中止という判断をするケースもあります。
お知らせ無用。
コルトラリーアートバージョンは三菱自動車がダイムラークライスラーと共同開発したクルマで、ダイムラークライスラーの設計思想が色濃く反映されていて、それまでの三菱車とは全く別物で、安全装備と骨太の
骨格を持ち、一クラス上の走りと運動性能を持ち合わせていた。現在でも仮に販売されていれば、ラリー選手権に出場できる実力を持っていたクルマであったと思う。
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