ドライブレコーダーの需要が年々拡大! 事故の記録だけじゃないイマドキの活用術とは
旅の思い出も記録可能! ドラレコの活用法とは
万一の場合に備えた画像の記録だけではなく、ドラレコを旅の思い出を記録するためのツールとして積極的に活用し、SNSに動画を投稿する人が増えています。
国交省の調査では、ドラレコの購入目的として、1位は「交通事故の記録」(89.9%)、2位は「あおり運転等危険な運転への対策」(71.7%)でした。
一方、全体では7.7%、20代の16.7%が購入目的としてあげたのが、「きれいな風景などの記録」でした。
旅の記録をきれいに残すなら、解像度はフルHD以上が望ましいです。また、Wi-Fi搭載など静止画の撮影や画像をスマホに転送できる機能やデータをより長時間保存するための大容量の記録媒体を搭載などが、選び方のポイントになるそうです。
「静止画の撮影機能はどの機種にもあるので、操作性の良さをチェックするとよいでしょう。スマホで簡単に操作できるモデルもあります。
風景を撮るためには、画質の良さは欠かせません。現在、各メーカーのマックス領域(SDカード容量)はだいたい32GBです。前後のカメラで同時録画すると1時間ほどで上書きされていきます。
そのため、SDカードを複数枚用意しておいて、画像を残したい場所に着いたらSDカードを交換し、あとからパソコンなどでじっくり確認できます」
静止画であれば、かなりの枚数が保存できます。また、スマホに転送できる機能を使えば、SNSにリアルタイムでアップすることも可能です。
運転中に出会った景色を、ドライバー目線の動画で振り返ったり、風景を切り取ったり、また、思いもよらないシーンを記録したりと、旅の楽しさが広がるはずです。
ドラレコの設置費用は、カメラの数や車種によって異なりますが、カーショップの相場は5000円から1万5000円程度で、作業時間は2時間から3時間ほどかかるといいます。
カー用品店のスタッフは、「購入から取り付けまでを希望される人がほとんどです。なかには商品を持ち帰ってご自身で付けられる人もいらっしゃいますが、ある程度の知識や経験がないと難しいところもあります」といいます。
カメラは前方のみで、電源はシガーソケットから取るシンプルなものなら、商品の説明書を見ながらでも可能だとカー用品店スタッフは話します。
前後の2台カメラになっても、配線の処理方法など、ネットで工程を確認すればなんとか設置できそうですが、細かなところでは知識と経験が求められるようです。
「シガーソケットから電源を取る方法だと、スマホの充電など、ほかの用途での使用ができなくなってしまいます。多くの場合、バッテリーから電源を取るのですが、その場合は配線を少し加工したり、変換する必要があり、専門的な商品と技術が必要になります」
内装の内張りを外して配線を通したり、電源を取り込む際の加工など、見た目にもきれいに処理してくれるのがプロのテクニックです。経験がない人は、やはりプロにお願いしたほうがよさそうです。
持ち込み商品の取り付けも、多くのカー用品店でも受け付けているそうですが、工賃が少し割高になるとのことです。
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運転中はもちろん、駐車中の防犯対策機能を装備するなど、さまざまな機能を搭載したモデルが登場しています。
愛車をトラブルから守ってくれるドラレコを設置するドライバーは、今後さらに増えるのではないでしょうか。
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