バブルが生んだ伝説の名車とは!? 優れたデザインのスバル車5選

新時代の4WD車として一世を風靡したモデルとは!?

●レガシィ

初代にして最高傑作とも評される「レガシィ」
初代にして最高傑作とも評される「レガシィ」

 4WD車を悪路の走行だけでなく、舗装路でも安定して走行できるクルマとして提案したのが、国産車では「レオーネ」で、海外メーカーではアウディ「クワトロ」です。

 そして、1989年に初代「レガシィ」が登場して、新時代の4WD車の幕が上がりました。

 初代レガシィのボディは5ナンバーサイズに収まるセダンとステーションワゴンで、それまでのレオーネに対して伸びやかかつスタイリッシュなフォルムを実現。

 時代背景としてスキーブームがあり、とくにステーションワゴンは高速道路から雪道まで難なくこなすオールラウンダーとして大ヒットし、後のステーションワゴンブームの火付け役となりました。

 トップグレードには200馬力を発揮する新開発の2リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載し、発売直前にテストコースにおいて10万km連続走行の速度記録を樹立したことで、高性能さをアピール。

 前述のとおり本格的なモータースポーツへの参加も、レガシィのブランドイメージ向上に貢献しました。

●R1

キュートなフォルムが印象的な「R1」
キュートなフォルムが印象的な「R1」

 スバルの自動車メーカーとしての歴史は軽自動車のスバル360から始まり、ながらく軽自動車はスバルの主力商品として歴史を刻みました。

 そして、2003年に5ドアハッチバックの軽自動車「R2」が発売され、その派生車として2005年に、2ドアハッチバックの「R1」が登場します。

 シャシやパワートレインなど、基本的な部分はR2と共有していますが、内装は2+2のシートレイアウトとなっており、リアシートのスペースはエマージェンシー用となっていました。

 そのため、クーペのようなショートルーフのスタイリッシュな外観を実現。

 内装はR2をベースとしながらもポップな配色のカラーコディネートや、シート素材に本革が採用されるなど、スペシャルティカーの要素が取り入れられました。

 R1は軽自動車では久しぶりに発売されたパーソナルカーとして話題となりましたが、当時の軽自動車市場ではR1のようなモデルのニーズが低迷しており、R2と共にフルモデルチェンジすることなく2010年に販売を終了。

 R2とR1はスバル最後の軽乗用車となり、2012年には「サンバー」の生産を終了したことで、スバルの軽自動車の歴史は幕を閉じました。

※ ※ ※

 近年のスバル車というと「WRX S4」「レヴォーグ」「BRZ」といった高性能でスタイリッシュなクルマをイメージしますが、その方向性を決めたのは今回紹介した初代「レガシィ」ではないでしょうか。

 しかし、北米ではすでに新型の7代目「レガシィB4」がデビューしていますが、国内モデルはツーリングワゴンがレヴォーグに代わったため消滅しており、セダンも現行の6代目をもって販売終了の見通しとなっています。

 国内市場ではここ数年セダンやステーションワゴンの販売が低迷しており、やむを得ない状況なのかもしれませんが、一時代を築いたレガシィが消えてしまうのは、寂しい限りです。

 セダンやツーリングワゴンはなくなってしまいますが、クロスオーバーSUVの「レガシィアウトバック」は新型の国内投入が予定されているといいます。伝統あるレガシィの名は、今後はアウトバックが継承していくことになりそうです。

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