働くクルマとは思えないほどカッコイイ! 最新ピックアップトラック5選
高級なピックアップトラックがある!?
●メルセデス・ベンツ「Xクラス」

2018年に欧州で発売されたメルセデス・ベンツ「Xクラス」は、同社がラインナップする初のピックアップトラックです。
開発はルノー・日産アライアンスと共同でおこなわれ、日産「NP300 ナバラ」がベースとなっていますが、Xクラスでは50mm室内幅を拡大するなど、多くの部分が専用設計となっています。
内外装にはメルセデス・ベンツのデザインが反映され、「スリーポインテッドスター」を掲げるフロントフェイスや、インパネまわりもメルセデス・ベンツ流のデザインで、ピックアップトラックでありながらも高級感があるモデルです。
一方で、純粋に荷物を運ぶ商用車として使われるための「ワークメイト」も用意されています。
Xクラスに搭載されるエンジンは2.3リッター直列4気筒ディーゼルターボ、2.3リッター直列4気筒ディーゼルツインターボ、3リッターV型6気筒ディーゼルターボの3種類で、一部地域ではガソリンエンジンも設定。
なお、話題となったXクラスですが販売不振が続いたため、2020年中に生産を終えるという情報があります。
●フィアット「ストラーダ」

1996年にブラジルで発売されたフィアット「ストラーダ」は、仕事にも遊びにも使える小型ピックアップトラックです。
現行モデルは2009年に登場した第4世代で、グレードは商用車の「ワーキング」と「ハードワーキング」、乗用車の「フリーダム」「アドベンチャー」があり、ボディタイプは2シーターのシングルキャブとキングキャブ、4シーターのダブルキャブをラインナップしています。
なかでもアドベンチャーは、専用デザインの前後バンパーやオーバーフェンダー、サイドステップ、ルーフレールなどを装備するなど、本格的なSUVを彷彿とさせる迫力あるデザインです。
エンジンは1.8リッターと1.4リッターの直列4気筒を搭載し、どちらもブラジルならではのガソリンとエタノールのフレックスフューエルに対応。
なお、ブラジルでは同様なピックアップトラックが他メーカーから販売され、ライバル同士の激戦が続いています。
※ ※ ※
冒頭にもあるとおり、日本ではハイラックス以外のピックアップトラックは販売されていませんので、一見するとトヨタの独壇場です。
しかし、北米などから並行輸入されているモデルも数多く、ハイラックスの一強とはなっていません。
ピックアップトラックは趣味性の強いクルマですから、ボディが大きくて燃費が悪く、左ハンドルであることや高速道路の料金が高いなど、ネガティブな要素があってもユーザーにはあまり問題にならないのでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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