長距離運転は要注意! 運転者次第で天国と地獄 重要な要素とは
人だけでなく、クルマの準備も忘れずに!
運転する人に関する気を付けたいポイント以外にも、道中を共にするクルマの準備も大切です。
JAFのロードサービス出動理由によれば、もっとも多いトラブルは、「バッテリー上がり」だとされています。
バッテリーは定期的に交換が必要な消耗品ですが、近年はバッテリーの高性能化に伴い、バッテリー上がりが生じにくくなっています。
しかし、月に1度しかクルマに乗らなかったり、長期間クルマに乗らない場合は、バッテリーの機能が弱まり、移動先でエンジンがかからないといった事態に遭遇することもあります。
カーバッテリーを製造する古河電池株式会社では、バッテリーの平均寿命は2年から3年としており、移動先でのトラブルを予防するためにも、2年に1度の車検の際に、バッテリー交換をおこなった方が良いでしょう。
また、出動理由の2位はパンクなどのタイヤトラブルです。長時間クルマを運転するということは、それだけ走行中のトラブルの可能性が増えることにもなります。
長時間ドライブの際には出発前にバッテリー点検やタイヤの空気圧などの車両確認を済ませておきましょう。
クルマを維持・整備することは「使用者の義務」として、道路交通法にも定められています。
同法第47条では、「自動車の使用者は、自動車の点検をし、および必要に応じて整備すること」や「当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない」と定められています。
クルマを整備するのは、販売店やカー用品店の仕事と思われる人もいるかもしれませんが、もし整備不良が原因で立往生してしまった場合、それは整備や点検を怠った「使用者」の責任となる可能性もあるため、注意が必要です。
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長距離ドライブは、多くの人にとっては非日常的な行動です。そのため、「自分は大丈夫」と思わず、「ひょっとしたら自分にも起こるかも」という心構えを持って出発するべきでしょう。
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