ついに登場した新型ハリアーと輸入車ナンバーワンSUV メルセデスGLCを比べてみた
2020年4月13日にワールド・プレミアされたトヨタ新型「ハリアー」。本来、4月におこなわれる予定だったニューヨークショーで発表されるはずだったが、今回ニューヨークショーが8月に延期されたため、このタイミングでの初公開となった。日本専用モデルではなく、世界の市場で販売されることになる新型ハリアーのライバルは、どんなモデルになるのか。
新型ハリアーのライバルはX3やGLC、XC60など人気のSUVになる
2020年4月13日、トヨタ「ハリアー」がフルモデルチェンジし、4代目の新型となって姿を現した。
発売は同年6月17日(予定)となるため、まだ価格やグレードなどは発表されていないが、現行型のハリアーと比較すると全長はプラス15mm、全幅プラス20mm、全高はマイナス30mm。つまり新型ハリアーは、全高4740mm×全幅1855mm×全高1660mmというスリーサイズとなっている。より大きく、そしてワイド&ローのスポーティなスタイリングに生まれ変わった。
ハリアーは1997年に初代モデルが登場。アメリカ市場でレクサス「RX」として翌1998年に発売すると、爆発的にヒット。のちにBMWやメルセデス・ベンツ、ポルシェなどもSUV市場に参入するきっかけとなった、まさに「プレミアムSUV」セグメントをつくったモデルといえる。
今回はそんな新型ハリアーと、日本でもっとも売れている輸入車SUV、メルセデス・ベンツ「GLCクラス」を比較してみよう。
ひとことでミドルクラスSUVといっても、全長をもとにさらに細分化することができる。
輸入車のミドルクラスSUVで見ると、まずは全長4.5m未満のクラスがある。これはVW「ティグアン」(全長4500mm)、アウディ「Q3」(全長4400mm)、BMW「X1」(全長4455mm)、メルセデス・ベンツ「GLA」(全長4430mm)、ボルボ「XC40」(全長4420mm)などが当てはまる。
続いては全長4.7m前後のクラス。アウディ「Q5」(全長4680mm)、BMW「X3」(4720mm)、メルセデス・ベンツ「GLC」(全長4670mm)、ポルシェ「マカン」(全長4680mm)、ボルボ「XC60」(全長4690mm)など、ここには日本でも人気のSUVが集まる。
そして全長5m前後のクラス。これはアウディ「Q7」(5070mm)、メルセデス・ベンツ「GLE」(4930mm)、BMW「X5」(4910mm)、ボルボ「XC90」(4950mm)、ポルシェ「カイエン」(全長4930mm)などがあてはまる。
さらには、これに加えてメルセデス・ベンツ「GLCクーペ」やBMW「X4」、アウディ「Q8」などの、いわゆる「クーペSUV」と呼ばれるモデルもある。
新型ハリアーは全長4740mmとなるため、上記のカテゴライズでいくとミドルクラスSUVのなかの真ん中のクラスに分類される。つまり新型ハリアーの直接のライバルは、価格を無視してサイズ感だけでいうと、X3やQ5、GLC、XC60やマカンということになる。
ハリアーもGLCも駄作の惨敗車だが特にGLCは右ハンドルのステアリング機構の影響か?前輪へのトルク配分が左ハンドル仕様の半分以下だからね。
それとこの記事の記者に言っておくがFFベースのハリアーとFRベースのGLCでは取材対象としてのズレが大きすぎるのではないかな?