信号無視も…自転車の違反なぜ無視? 交通事故減少も啓蒙すべき自転車事故は増加に

交通安全週間は、「交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの習慣を値付けされる」ために、日本各地で行われている啓蒙活動です。今回、春の全国交通安全運動が2020年4月15日で最終日となりましたが、新型コロナ禍ではどのような成果があったのでしょうか。

2019年の交通事故は例年より減少傾向でも…

 2020年4月15日は、6日から始まった春の全国交通安全運動(以下、交通安全週間)の最終日だったのだけれど、多くの白バイや覆面パトカーが出動し、交通違反取り締まりに精を出していた。

クルマやバイクの違反は見逃さない! では自転車の違反は…
クルマやバイクの違反は見逃さない! では自転車の違反は…

 交通安全週間はドライバーに対する安全啓蒙のため、初日に目立った取り締まりをおこない、日を追う毎に取り締まりの規模も縮小していく傾向にある。しかし、今回は最終日まで積極的な取り締まりをおこなったようだ。

 ちなみに、直近は交通事故が驚くほど減っているという。2019年の数字を見ると、過去最低だった2018年の事故死者をさらに9%も下回り、怪我した人と事故数も12%も減った。

 衝突被害軽減ブレーキの普及などにより、安全性は確実に向上してます。減って無いのは高齢者と自転車関連の事故で、なかでも2016年からずっと増え続けているのが自転車関連の事故。

 警視庁の数字を見ると、すべての交通事故は2018年に対し2132件も減少しているが、驚くことに自転車に原因のある事故のみ1049件も増えている。

 実際、東京にかかわらず都市部でクルマを運転していると、クルマやバイクの信号無視や一時停止無視など滅多に見ないのに対し、道交法をまったく無視している自転車が数多い。交通事故を減らしたいのなら、自転車の安全運転を啓蒙すべきです。

 しかし、4月15日の取り締まり状況を見ていると、自転車は無視に近い。筆者(国沢光宏)の家の近所に一時停止交差点と右折禁止、さらに踏切という3つの違反を取り締まれる名所(警察の収益に貢献しているため金庫通りと呼ばれる)がある。そこで実際に観察してみた。

 当たり前ながらクルマやバイクの違反は絶対に見逃さない。違反を現認するやサイレン鳴らして全開で追いかけていきます。

 しかし、自転車についていえば完全なる無視。一時停止無視だけでなく危険な逆送、道路の斜め横断など見ても動かない。なぜ、動かないのか。

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4件のコメント

  1. かねにならないから

  2. その1:
     10数年前、都内新めじろ道りと交差する付近の山の手線が2車線から3車線に改造され、工事終了直後、標識、道路表示もきちんと整備されて無い状況でUターンし違反を取られました、違反切符を作成中何台も同様な違反をしていましたが警官は知らぬ顔でした。その後は又同様にUターン車に注意するでも無く捕らえ違反切符を切っていました。違反?点数稼ぎの場所になっていました。今は標識、道路表示もされている様です(グーグルマップで見た処)。
    その2:
     国道2号線、兵庫県たつの市揖保町西溝149、西橋交差点の信号郡、姫路方面から2号線高架を下って行くと交差点の手前20m位の処に信号器が有りますが、夜間は真暗で信号器と見えず単に黄色ランプが点灯している様に見え、その場所には交差する道路も見えず道路表示、停止線も有りませんでした。不明のまま交差点の信号が黄色だったので(辛うじて交差点と見えた)徐行していたら手前のランプが赤に変わりましたが信号予告灯かと思い交差点迄進みました、この時隠れていたパトカーに信号無視で捕まりました。パトカーはライトを消して待っていた様です。
    その3:
     神戸市灘区高羽町2丁目10番5号、交差点脇の導入路(左端道路)、高速道路のインターの形をしています、海側から山麓線の六甲方面に進んでいました、急な坂道の上り坂で前に車が居ると「止まれ」の標識が見えません、登り切った位置からは「止まれ」の停止線も近過ぎ見え難いです、又この位置から標識は近過ぎ、隣の車線に近く隣のトラックの模様と一緒になり見え難いです。違反切符を切られている10分弱の間に4台私と同じ様に一旦停止しないで通過する車がありましたが高速のインターで合流する時の要領で一旦ブレーキし合流し何ら危険性は感じられませんでした。この場所を常用している業務用の車は一旦停止をしている様でした。
    以上の様に点数稼ぎの場所として警察は温存している様で問題が有るならば公安委員会に言って欲しいとの事でした、いずれも初めて通る場所、又は時間帯で有った為、ひっ掛かりました、警察、公安委員会も違反の多い場所を減らす為の努力、調査はやって無い様に見えます、最大限の安全要求をし、自分達の落ち度を無くす為だけに働いている様に見えます。
    もう少し前向きに、民間企業の様に責任逃れをしないで、問題点を見つけ改善して欲しいです。

  3. ノルマだ?情報源を載せろよ!インチキ記事。

  4. 右車線を走っていた自転車(高齢者)が突然横断歩道を渡ってきたため、一時停止後にまた一時停止。
    その高齢者が過ぎ去ってバイクで発進したら
    左から突然横断歩道を走って渡ってきた歩行女性を無視して発進したと歩行妨害の違反切符。女性の歩行に対しては、責任を感じ罰金を払いました。
    警察に、自転車の高齢者は違反なのに注意しないんですか?って聞いたら、見ていないと言われた。
    居たから止まったと言っても見ていないの一点張り。警察は、自転車の違反を強化すべき!自転車走行は左ってなってる。都合よく違反を取り締まっていて警察に不信感がつのるばかり。
    自転車の違反に納得できず、心が落ち着かなかったため、違う市町村の警察相談室へ相談しました。
    キチンと話を聞いてくれて丁寧に対応してくれ、今後の安全も指導してくれました。
    その方の対応で心は落ち着きましたが、違反は反省していますが地元の警察のやり方には未だに不信感はあります。

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