大きな口がイカす! トヨタの最高級セダン「アバロン」 迫力ボディがアツい!

トヨタが北米で販売する「アバロン」は、フラッグシップセダンとして人気を誇っています。日本ではかつて「プロナード」として販売されたこともありましたが、最新のアバロンとは、どのようなモデルなのでしょうか。

グリルが大きすぎ!? TRD仕様も用意する「アバロン」とは

 セダン需要が高い北米では、日本では販売されていない日本メーカーのセダンが存在しています。なかでも、トヨタの北米市場における売れ筋モデルは「アバロン」です。

 1994年に登場したアバロンは、トヨタブランドのフラッグシップセダンという位置づけで、かつて日本では「プロナード」として販売されていたこともありました。

北米で販売されているトヨタ「アバロン TRD」
北米で販売されているトヨタ「アバロン TRD」

 現行モデルは2018年に登場した5代目で、大胆なデザインが特徴的です。フロントグリルは大きな口を開けたようなデザインで、横長のLEDヘッドランプとの組合せは、シャープでダイナミックなフロントマスクを実現しています。

 なお、フロントグリルのデザインは2種類あり、横基調のグレーのラインが入った「リミテッド」「XLE」と、メッシュグリルの「ツーリング」「XSE」に分けられています。

 ボディサイズは、全長4980mm×全幅1850mm×全高1440mmと大柄で、日本で販売されているトヨタ「カムリ」よりも少し大きいサイズとなります。

 内装は、包まれ感のあるコクピットで、アルミパーツやウッドパネルなどを採用した、フラッグシップセダンにふさわしい上質感漂う空間が広がります。

 また、インパネ中央には、浮いたような形状のディスプレイが装着され、9インチのマルチメディアシステムが採用されました。

 アバロンはコネクティッド機能が充実しており、トヨタ車として初めてアマゾンアレクサを搭載。スマートウォッチやApple CarPlayも接続可能です。

 アバロンは、「カムリ」や「RAV4」、日本で2020年4月13日に発表された新型「ハリアー」などに採用されるTNGAプラットフォーム「GA-Kを用いています。

 路面の状態や運転操作に応じてショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御する「AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)」を搭載しました。

 パワートレインは3.5リッターV型6気筒、2.5リッター直列4気筒+ハイブリッドの2種類が用意されています。

 駆動方式はFFですが、AWDモデルが2020年秋に追加される予定です。アバロンのAWDモデルには、「RAV4」に初めて採用された、前輪駆動の状態と四輪駆動の状態を自動的に電子制御する「ダイナミックトルクコントロールAWD」が搭載されます。

 安全装備として、予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センスP」が標準設定。歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティやステアリングアシスト付き車線逸脱警報、ダイナミックレーダークルーズコントロールに加え、リアクロストラフィックアラート付きのブラインドストップモニターが装備されています。

 アバロンの価格は3万5875ドルから4万3300ドル、日本円で約385万円から約465万円です。

※ ※ ※

 標準仕様でも十分スポーティなアバロンですが、さらなるスポーツモデルとしてTRD仕様が登場しました。

 アバロンTRDは301馬力の3.5リッターV型6気筒エンジンのみの設定で、キャットバックデュアルエキゾーストシステムが装備されます。また、トラック調整も施され、乗り心地を維持しながらスポーティな走りを実現しています。

 外観のデザインは、フロントスプリッターやサイドエアロスカート、トランクリッドスポイラー、リアディフューザーなど空力パーツが追加され、大胆なスタイリングを実現すると同時に、車両の安定性を向上させる機能もあります。

 また、エアロパーツには赤いピンストライプのアクセントが施され、アバロンTRDのスタイルを引き締めています。

 ボディカラーは、TRD専用のスーパーソニックレッドを含む4色を用意しました。

 内装は、革巻きハンドルやシートに赤いステッチが施されるとともに、ヘッドレストにはTRDの刺繍も入れられています。シートベルトも赤とするなど、外観と同様に、内装にもスポーティな演出が取り入れられました。

 アバロンTRDの価格は4万2375ドル、日本円で約455万円です。

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2件のコメント

  1. 初代は輸入ブランドでトヨペット店?でアバロンとして発売されました。
    プロムナードはモデルチェンジをした2代目からでしたかね?
    因にアバロンはベンチシートもありで当時のES300のウィンダムやエスティマと機構を共通で用いて万能車で車内寸は初代セルシオのUCF10系を上回る数値で実際に乗ってもセルシオより広く快適でした。
    またV6の3000もエスティマを軽々引っ張るトルク重視で車体の軽いアバロンでは軽くホイルスピンするほどでした。
    またはFFでは不利とされるV6搭載もアバロンでは程よくバランスの良いフロントヘビーが乗り味に貢献してウィンダムとは兄弟でも味付け異なる車でした。
    早い話が今のアバロンは名前が先走りしているだけのカムリでありESなだけなのです。
    トヨタが日本でもドイツ勢に勝てないのはこの辺りの流用品でレクサスと言うムダに高い敷居で本来のトヨタの顧客を濾してしまったことが要因なのですね。
    流行語のように車体剛性を唱えてる割には肝心の剛性の分配の話は誰もしないしね。

  2. アバロンは、日本でも売ってましたよ。
    もっと調べ、乗ってから書いた方がいいと思う。

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