「プリウスは何位?」 2019年燃費ランキング 最も燃費が良かったのは…
国土交通省は、令和初となる「燃費ランキング」公表しました。購入時に気になる燃費でもっとも良かったのは、どんなモデルなのでしょうか。
燃費N0.1はやっぱりあのクルマ?
国土交通省では、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高め、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、燃費の良い乗用車を発表しています。
これまで、日本独自の試験方法「JC08モード」が使われていましたが、2017年の夏以降から国際的な試験方法となる「WLTCモード」に切り替わっています。
今回、国土交通省が公表した「燃費ランキングTOP10」は、JC08モードをもとに制作されていますが、なぜ主流になりつつあるWLTCモードではなく、JC08モードでの公表となったのでしょうか。
国土交通省の担当者は、次のように話します。
「現時点で販売されている車種には、まだJC08モードでしか計測してないものもあり、今回はJC08モードで公表しています。2020年9月以降は、販売されている車種はWLTCモードを表記することになっているため、来年からはWLTCモードの燃費値を比較する予定です」
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では、令和初かつJC08モード最後の燃費TOP10はどうなるのでしょうか。まずは、「普通・小型自動車部門」から見ていきます。
1位は、エコカー市場をけん引しつづけるトヨタ「プリウス」の39.0km/Lとなり、2位は同じくトヨタの「アクア」が38.0km/Lで続きます。
3位に日産「ノート」とホンダ「フィット」の37.2km/L。5位に2019年9月に発売されたトヨタ「カローラ(セダン)」と「カローラツーリング(ワゴン)」の35.0km/Lがランクインしています。
ここまでは、おおよそ登録車(3ナンバー/5ナンバー)においても販売台数ランキングでの上位に名を連ねるモデルということもあり、「売れているクルマ=燃費の良いクルマ」ということになりそうです。
また、7位はホンダのエントリーセダン「グレイス(34.8km/L)」となり、8位から10位はトヨタの旧型モデル「ヴィッツ」、「カローラアクシオ」、「カローラフィールダー」の34.4km/Lという結果でした。
なお、前出のフィットは先代の3代目モデルとなり、2020年2月に販売された4代目の新型モデルや、ヴィッツの後継モデル「ヤリス」はランキングには含まれていません。[k1]
これは、2019年末時点のデータが基になっていることと、ヤリスはJC08モードでの試験を公表していないためです。
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