「プリウスは何位?」 2019年燃費ランキング 最も燃費が良かったのは…

軽自動車の燃費ランキングは…

 普通・小型自動車部門では、売れているクルマが燃費ランキング上位に軽自動車部門では、どのような結果なのでしょうか。

軽自動車でもっとも燃費の良い「アルト」
軽自動車でもっとも燃費の良い「アルト」

 1位は、スズキが販売する「アルト」の37.0km/Lです。1979年の誕生から約40年近い歴史を持つアルトは、初代モデルが47万円から販売されるなど、いまでもスズキを代表するモデルです。また、同じく1位のマツダ「キャロル(37.0km/L)」は、アルトのOEM車となります。

 それ以降は、3位スズキ「アルト ラパン(35.6km/L)」。4位にダイハツ「ミラ イース(35.2km/L)」と、そのOEM車となるスバル「プレオ プラス」、トヨタ「ピクシス エポック」がランクイン。

 ここまでは、OEMの関係にあるモデルが同じ順位でしたが、7位のマツダ「フレア(33.4km/L)」[k2]は9位のスズキ「ワゴンR(31.0km/)」のOEMとなっていますが、発売時期がフレア(2020年1月)とワゴンR(2019年12月)で異なるため、今回のランキングでは数値に差が出ていると、国土交通省の担当者は説明しています。

 また、8位には、スズキ「ハスラー」とそのOEM車となるマツダ「フレアクロスオーバー」が32.0km/Lを記録。
 
 同様にワゴンRと同じ9位にランクインしたダイハツ「ムーヴ」とスバル「ステラ」も31.0km/Lです。

 このように軽自動車では、OEMのベース車の燃費数値が良いとOEM車もランクインするという結果となっています。

 また、普通・小型自動車部門とは違い、軽自動車市場で売れている背の高いスーパハイトワゴンのホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」はTOP10外でした。

 そのため、登録車では燃費を求める傾向にあり、軽自動車では使い勝手を求めるという、日本人のニーズが見えた形となりました。

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