2000馬力を発揮するランドクルーザーが爆誕!? 魔改造されたスーパーマシン5選

F1用エンジンを搭載したミニバンとは!?

●ルノー「エスパスF1」

ルノーF1エンジンを搭載したトンデモミニバンの「エスパスF1」
ルノーF1エンジンを搭載したトンデモミニバンの「エスパスF1」

 1984年に発売されたルノー「エスパス」は同社初のミニバンで、スチール製シャシに樹脂製パネル外装を使用した斬新なモデルです。

 そして、1991年に登場した2代目では、初代からキープコンセプトとしながらも、より洗練された外観デザインになり、初代に続いて欧州でヒット作となりました。

 この2代目エスパスをベースに、1995年、エスパスの10周年を記念したスーパーミニバン「エスパス F1」が製作されました。

 エスパスに、ウイリアムズ・ルノーが1993年シーズンで使用した3.5リッターV型10気筒エンジンをミッドシップに搭載。最高出力は800馬力を発揮し6速セミATを介して路面に伝えられました。

 その加速力は凄まじく、カーボンファイバー製パーツをふんだんに使った軽量なボディによって0-100km/hは2.8秒、最高速度は310km/h以上を記録しています。

 室内は4つのバケットシートが設置され、一応はミニバンのようなイメージでつくられていましたが、むしろF1にエスパスに似た形のボディをかぶせたようなものでした。

●メルセデス・AMG「G63 AMG 6×6」

あらゆる道を走破できる性能が与えられた6輪駆動車「G63 AMG 6x6」
あらゆる道を走破できる性能が与えられた6輪駆動車「G63 AMG 6×6」

 1979年に軍用車両の「ゲレンデヴァーゲン」を一般向けに改良して登場したメルセデス・ベンツ「Gクラス」は、いまや高級SUVの代表格となりました。

 そして、2013年にはメルセデス・AMGが、「G63」をベースにホイールベースを伸ばして軍用車の技術を転用した6輪のピックアップトラック「G63 AMG 6×6」を発表。

 5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載し、6つの駆動輪と5つのディファレンシャルロックの採用や、アクスルやサスペンションの最適化、タイヤ空気圧調整システムの搭載などにより、砂地、岩場、渡河といったあらゆる悪路を走破することが可能でした。

 ボディサイズは全長約6m、全幅2m以上、全高約2.3mの見る者を圧倒する巨大さで、カーボンファイバー製のオーバーフェンダーとフロントルーフスポイラーが装着されています。

 なお、日本でも2014年に限定5台で正規輸入され、価格は8000万円(消費税8%込)となっていました。

※ ※ ※

 前述のランドスピードクルーザーやエスパスF1は、1台限り製作された「ワンオフ」モデルです。ワンオフモデルならばかなり大胆なモデファイが可能ですから、どんなクルマでもつくることができます。

 このワンオフモデルを顧客に提供しているのが、ロールスロイスやフェラーリ、メルセデス・AMGなどの高級車メーカーで、実際に世界で1台だけのクルマをオーダーしているセレブが存在します。

 しかし、お金があれば誰でもオーダーできるわけではなく、選ばれた顧客のみというのが、余計にセレブを魅了する理由ではないでしょうか。

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