爆売れトヨタ「ライズ」に挑む! ホンダ「フィットクロスター」徹底比較!

ライズとクロスター、性能的には何がちがう?

 ライズは、全モデルに1リッター直列3気筒ターボを搭載。最大出力98馬力/最大トルク140Nmを発揮し、1.5リッターエンジンに相当するトルクを低速から発揮することが特徴です。

 トランスミッションには、スプリットギアを組み込んだトヨタ初採用の「D-CVT」と呼ばれるCVTが組み合わされます。

 SUVでは4WDシステムの走破性も注目ポイントのひとつに挙げられることが多いですが、ライズは、ダイナミックトルクコントロール4WDという4輪駆動システムを採用。

 発進時やタイヤがスリップしやすい路面の走行時に、車両の状態に最適なトルクを後輪に配分することで、路面状況を問わず安定した走りを実現します。、WLTCモード燃費は、2WD車が18.6km/L、4WD車が17.4km/Lです。

ベーシックモデルとクロスターモデル
ベーシックモデルとクロスターモデル

 一方のクロスターは、ガソリン/ハイブリッドを設定しています。ガソリンは1.3リッター直列4気筒、ハイブリッドは1.5リッター直列4気筒+2モーターの「e:HEV」の2タイプ。WLTCモード燃費は、ガソリン車(2WD:19.4km/L、4WD車:17.4km/L)、e:HEV車(2WD:27.2km/L、4WD車:24.0km/L)です。

 e:HEVは、モーター走行を中心にしながら電気エネルギーやエンジン動力をもっとも効率よく使い分けることができるハイブリッドシステム。

 日常シーンのほとんどをモーターで走行し、高速走行時などモーターよりもエンジンの方が効率が良い領域ではエンジンで走行するなど、あらゆる領域で優れた燃費走行を実現します。

 また、走行シーンに合わせた「EVドライブモード」、「ハイブリッドドライブモード」、「エンジンドライブモード」という、3つのモードを切り替えを最適に使い分けることで、高効率な走りが可能です。

※ ※ ※

 ライズは、SUVとして重要視される走破性に関するシステムを採用し、クロスターは従来モデルと同じく燃費性能を重要視しています。

 コンセプトやスタイルが似ているなかで、あえて比較検討するのであれば、このどちらかを優先するかによっても好みがわかれそうです。

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