トヨタ「プリウス」の魅力は燃費の良さ! オーナーが語る長所と短所とは
プリウス乗りの女子大生が不満に思うところとは?
●ライター:Aさん(40代男性・東京)
輸入車専門誌の編集部出身で、現在は幅広いジャンルで原稿を執筆しているライターのAさん。これまでの愛車は、ルノー「トゥインゴ」やトヨタ「RAV4」、ポルシェ「カレラ2」といった具合にバラエティ豊かです。
2代目プリウスを仕事のアシとして購入。中古なら価格も手頃でハイブリッドの低燃費が期待できることから、維持費削減を目的に「Sツーリングセレクション」を購入したそうです。
「私が中古で購入した2代目プリウスは、足回りが意外にしっかりしており、ハイブリッドという違和感が少ないです。しかもEVモードの静かさは感動もので快適に走れます。また、広いラゲッジルームとハッチゲートが便利で、リアシートもワンタッチで倒せるのが良いです。
出力がアップした3代目や4代目と比較すると、2代目プリウスは非力に感じてしまうのも確かです。あと、細かな点ですが、エネルギーモニターがナビと共用なので同時使用できないのが少し不満です」
プリウスは、2003年にデビューした2代目(20系)からモーターだけで走行する「EVモード」を実装しました。ガソリンエンジンとモーターの切り替えがスムーズなため、違和感が少ないそうです。
また大きめのハッチゲートは、ちょっとしたワゴンのように使うこともできるので、実用では十分だといいます。
2代目モデルはモニター画面が切り替え表示ですが、現行モデルでは車両情報を表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」とナビゲーションは別で表示されるようになっています。
●大学生:Mさん(20代女性・栃木)
栃木県宇都宮市在住のMさんは現役の女子大学生。免許を取得したことをきっかけに、家族が所有するプリウスを自分でも運転するようになったとのことです。グレードは4代目プリウスの「Aプレミアム」です。
「私の場合、教習車もプリウスだったので、家のクルマも運転しやすいです。走行中の音が静かで長距離も快適だと思います。
運転のしやすさや燃費は良いのですが、プリウスはたくさん売れているので、駐車場で同じクルマが多くて迷ってしまうことがあります。
あと気になるのは、デザインが女子っぽくないところです。もう少しオシャレなクルマになると良いと思うのと、シフトレバーが独特の形状なので慣れが必要です」
最近、プリウスは教習車としても使用されることが増えているため、免許を取得して間もない初心者でも無理なく運転することができます。
さらに現行モデルは、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」が全車標準装備され、より安全も向上。若い女性でも安心して運転することが可能です。
その一方で、販売台数トップを常に狙うプリウスですから、当然ながら同じグレードやカラーのクルマも同じ場所にある確率は高まります。これは人気車の宿命ともいえるでしょう。
また、プリウスに「おしゃれさ」を求めるのは難しい部分だといえますが、内装などに少しアクセントにカラーを入れるなりでだいぶ印象が変わると思われます。
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今回話を聞いた3人以外に、複数のプリウスオーナーに話を聞きましたが、やはり全員が「燃費の良さ」を最大の理由に購入したといいます。
環境に優しいクルマを長く使いたいというユーザー心理の変化もあって、ハイブリッド車を選ぶ人が多いのは、自然の成り行きなのかもしれません。
また、プリウスは先進の安全技術「トヨタセーフティセンス」搭載で「サポカー/サポカーS」にも適合。任意保険などでも優遇制度があることを考えると、幅広い層に人気があるのも当然だといえるでしょう。
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