最新ロンドンタクシー日本上陸! 新型「TX」はトヨタ「JPN TAXI」対抗なるか
クラシカルなルックスが魅力的な「ロンドンタクシー」の最新モデルが、2020年2月1日に日本で発売されました。似たような外観のタクシーとして、トヨタ「JPN タクシー」がすでに街中を走っていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
古風な外観でも中身は最新EVなタクシーが爆誕!?
2020年2月1日に発売された最新ロンドンタクシーの新型「TX」は、LEVCジャパンが販売をおこなっています。すでに街中を走っているトヨタ「JPN タクシー」とは、どのような違いがあるのでしょうか。
最新ロンドンタクシーの新型TXは、2019年で70年目を迎えたロンドンタクシーの歴史のなかにおいて、初の電動化モデルです。
2018年初頭の発売以来、世界中で3800台以上のTXが売られ、最大の市場となる英国をはじめとしたドイツ、フランス、スイス、デンマーク、中東などで販売されています。これらの販売ノウハウに基づいて日本でも導入されることとなりました。
日本では、前出のとおり2月1日に発売され、購入者へは6月頃を予定しているといい、車両価格(消費税込)は1120万円です。
LEVCのCEOであるJoerg Hofmann氏は、日本導入にあたり次のようにコメントしています。
「日本でのTXの発売により、グリーンモビリティソリューションの国際的な足跡をさらに拡大できることを嬉しく思います。
私たちは英国のアイコンを再発明し、従来のタクシーメーカーを環境にやさしいモビリティ会社に変身させ、より広範な電気商用車を生産しています。
電動TXは、タクシーとプレミアムシャトル市場で日本全国に新しい基準を設定し、乗客、ドライバー、フリートオペレーターを喜ばせます。東京の路上や全国の都市でTXを見るのを楽しみにしています」
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新型TXのボディサイズは、全長4855mm×全幅2036mm×全高1880mm、車両重量2310 kg。最小回転半径は約4mです。
パワートレインは、「e-city」と呼ばれる新しいレンジエクステンダーシステムを搭載。1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンを発電用に用い、駆動方式は100%モーター駆動となっています。なお、最高速度は128km/hです。
このシステムの採用により、滑らかな加速性能と高い静粛性、そしてメンテナンスコストを抑えることが可能になりました。
また、耐久性に優れる水冷式の32Kwリチウムイオンバッテリーを搭載し、外部からの急速充電にも対応しています。
ボディ外板は特殊繊維素材で成形され、高い耐久性と耐候性、そして車両重量の低減化を実現しています。
新型TXは車いすユーザーに優しい設計となっていて、車両床面に設置されるスライド式スロープにより、車いすの乗客に対して優れた乗降性能を備えており、スロープは最大で250kgまでの重量に耐えうる設計です。
観音式ドアを採用することにより、室内幅の最大化と乗降時の乗客への身体的負荷を低減化すると同時に、介助時のドライバーへの負担の低減も重視した設計になっています。
また回転式リアシートも、格納式ステップと同時に使用することにより、利便性に優れた乗降性能を実現しました。
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