最新ロンドンタクシー日本上陸! 新型「TX」はトヨタ「JPN TAXI」対抗なるか

20年ぶりの新型モデル「JPNタクシー」って、どんなクルマ?

 従来、日本でタクシーの定番車といえば、1995年からタクシー向けセダンとして販売されていたトヨタ「クラウンコンフォート/コンフォート」が有名です。しかし、コンフォートシリーズは2017年に販売が終了となり、次世代タクシーとして開発されたのが「JPNタクシー」です。

 トヨタのタクシー向け乗用車としては、JPNタクシーが約20年ぶりの新型車両になります。開発にあたって、タクシー会社やタクシードライバーからの意見を反映したことでも注目された1台です。

いまや街中で一番見かける「JPNタクシー」
いまや街中で一番見かける「JPNタクシー」

 JPNタクシーは、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」をベースとし、従来のセダンタイプでは限りがあった快適性を向上。

 パワートレインは、1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターのハイブリッド車です。

 ボディサイズは、全長4400mm×全幅1695mm×全高1750mmで、ベースの「シエンタ」に比べ、全長は140mm長くなっています。なお、最小回転半径は約5.3mです。

 これにより後部座席ドアの開口部が広くなっただけではなく、電動スライドドアが採用されたため、乗り降りがしやすくなりました。

 タクシーならではの使い勝手を考慮した、専用設計のサスペンションによる耐久性の向上や交換可能な3分割バンパーやランプ類、メンテナンスが楽なエンジンパーツの採用など修理コストを軽減。

 また、WLTCモード燃費は16.8km/Lと従来のセダンタイプに比べ大幅に向上するなど、環境にも考慮した次世代タクシーにふさわしい進化を遂げました。

 JPNタクシーの車両価格(消費税込)は、標準グレードの「和」が333万8500円、上級グレードの「匠」は356万4000円です。

 なお、すでにJPNタクシーを導入している大手タクシー会社は、次のように話します。

「JPNタクシーは、車内が広く乗車して頂いたお客さまに、より快適な空間を提供できることや、足腰の弱い高齢者や車椅子、ベビーカー利用のお客さまにも利便性の高いユニバーサルデザインが好評です。

 また、ハイブリットシステムの採用による燃費の向上、燃料費の削減効果などのコスト面や衝突防止機能による追突事故防止効果などの安全面も導入にいたる背景要素です」

※ ※ ※

 別のタクシー会社も、新たに発売された新型TXについて、「現段階での購入は未定ですが、魅力的なモデルなため、検討はしていきたいと思います」と説明してます。

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