韓国でトヨタ「プリウスCクロスオーバー」発売! 聞き慣れないプリウスCの正体
トヨタの韓国法人は、「プリウスCクロスオーバー」という車名のモデルを新たに2020年3月10日より発売しました。日本では聞き慣れない「プリウスC」という名称ですが、どのようなモデルなのでしょうか。
「プリウスCクロスオーバー」ってどんなクルマ?
韓国トヨタは、2020年3月10日に「プリウスCクロスオーバー」の発売を発表しました。プリウスの新しい派生モデルと思われるプリウスCクロスオーバーとは、どのようなクルマなのでしょうか。
今回、新たに発売されるプリウスCクロスオーバーは、日本で販売されているコンパクトカー「アクア」 にSUVテイストを盛り込んだ「クロスオーバー」グレードと同等のモデルです。
日本のアクアクロスオーバーと韓国のプリウスCクロスオーバーは、ボディサイズや搭載されるパワートレインは、若干異なるものの基本的には同じとなってます。
グローバルに展開されるモデルの多くは、その国や地域によって外観デザインが異なることがありますが、この2台の場合は、前後バンパーデザイン、ホイール、リアスポイラーなど共通です。
車内に大きく異るのは、ハンドルの位置です。右ハンドルのアクアに対してプリウスCクロスオーバーは、左ハンドルとなります。
では、なぜアクアなのに韓国ではプリウスCという車名で販売されているのでしょうか。
これは、プリウスという車名が世界的にブランド化されていることが大きな要因です。初代プリウスが世界初の量産ハイブリッド専用車として誕生した1997年以降、現在まで世界中の自動車メーカーがハイブリッド車を販売してきました。
とくに、2代目プリウスは、キャメロン・ディアスやレオナルド・ディカプリオなどがアカデミー賞授賞式にプリウスで乗り付けるなど、世界的に環境に対する意識が高まっていたことなどもあり、「プリウス=エコ(環境に良いクルマ)」というイメージが浸透したほどです。
そのため、アクアが登場した際にはプリウスの派生モデルという位置づけのため、「プリウスC(シティの頭文字)」という車名で販売されることになりました。
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また、2020年2月10日に発売されたトヨタ新型「ヤリス」は、これまで日本では「ヴィッツ」として販売されていましたが、これまでのコンパクトカーのイメージを払拭させるなどの狙いからグローバルで使用されているヤリスに統一されて登場しています。
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