クルマを売るなら「今が旬?」 1月から3月に売るのがベストな理由
クルマを所有するほとんどの人は、ライフスタイルの変化や好みによって、時期が来ればクルマを買い替えるでしょう。そのような場合は、高く売れるタイミングにクルマを手放すことが非常に重要です。実際に、時期が少しでも違うことで売却金額に大きな差が生まれることもあるようです。
1月から3月が狙い目! 販売が伸びる時期がチャンス
中古車の売買には、高く買い取られる「売り時」というものが存在します。その時期とは「需要が高まる直前」です。では、クルマを買う人にとって需要が高まる時期とは、いつなのでしょうか。
結論からいうと、中古車市場でもっともクルマの需要が高まるのは「1月から3月」といわれています。
自動車販売協会連合会が発表している、2019年の登録車販売台数ランキングでもっとも売れているのは3月の29万6800台です。4月や5月など、繁忙期でない月の販売台数が17万台前後であるため、12万台以上多く販売されていることになります。
また、中古車においても同様です。過去4年間の国内中古車販売台数は、平均して月間15万台前後です。しかし、1月から3月の時期では合計で約50万台、なかでも3月は20万台以上を記録しています。
そのため中古車販売業者は、もっともクルマが売れる3月までに在庫をしっかり持っておきたいと考えます。なるべく多くの在庫を確保しておくために、同じ年式や走行距離であっても高めの金額が提示されやすくなるのです。
一方、3月に販売台数が増える理由としては、「新生活前」「ボーナス後」「決算セール」などが挙げられます。
4月からは大学生や新社会人をはじめとして、ライフスタイルが変化する人が多い時期です。新生活のためにクルマが必要になれば、3月までに購入することになり、新車だけでなく中古車市場も賑わいます。
また、新生活による自動車需要の高まりに、ボーナスによる経済的な余裕とディーラーの決算セールが加わることで、さらに販売台数が増加するのです。
中古車販売店スタッフは以下のように話します。
「新生活のためだけでなく、年度初めに向けて心機一転したいという人も多く、クルマの需要は高まります。毎年、ほかの月と比べて3割から5割増しぐらいで売れています。なので少しでも在庫を抱えるべく、当店では1月から3月はほかの時期と比べて5%から10%ほど買取額をアップしています。
しかし、注意すべきことがあります。中古車において『年式』『走行距離』は命です。年をまたいだり、時期を待つ間にたくさん走行してしまえば、そもそもの買取額は下がってしまいます。
9月から12月といった時期であれば年度末まで待っても良いですが、それ以外の時期では『なるべく早く売る』ことが査定額アップのコツという場合もあります」
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前述の店舗であれば5%から10%となり、もし通常の査定額が100万円であれば、5万から10万円という大きな金額差が生まれるのです。
現金なら車検証の所有者に堂々と自分の名が刻まれるし売却もスムーズ!
たまに所有権の解除もしないで売ろうとするアホもいるけどねw