新型フィットのグレード設定は独特？

　ホンダが2020年2月14日に発売した新型「フィット」には5つのグレードが設定されていますが、各グレードは従来のように装備の違いでグレードの上下が差別化されるのではなく、ユーザーのライフスタイルに合わせて選択できるように設定した、とホンダは説明しています。

　しかし、各グレードに価格の差がない訳ではなく、価格表上でもっとも高額なグレードは「リュクス」となっています。“最上級グレード”のリュクスにはどのような装備が装着されているのでしょうか。また、オプションをフル装備した価格はいくらになるのでしょうか。

　新型フィットには「ベーシック／ホーム／ネス／クロスター／リュクス」の5つのグレードが設定され、それぞれにガソリンとe:HEV（ハイブリッド）、FFと4WDの設定があります。

　価格のもっとも高いグレードはリュクスで、最高額となるe:HEVの4WD仕様は253万6600円です。

　リュクスは、優雅で心地よい時間が過ごせる空間がテーマ。質感や手触りのよさを追求した専用の本革シートを標準装備しているほか、シートヒーターが装着されるのもリュクスのみです。

　外装には、プラチナ調クロームメッキや専用デザインの16インチアルミホイールを採用し、上質感を高めています。また、下位グレードではオプションの装備が標準で装着されているケースも多く、充実した装備内容です。

　そして、リュクスに用意されるメーカーオプションとして「アームレスト付センターコンソールボックス＋ワイヤレス充電器」が設定されています。

　ワイヤレス充電器はQi規格の端末に対応しており、15Wの急速充電にも対応（ホンダ初）。また、収納ボックスにもなるアームレストが装着され、長距離ドライブの負担を軽減します。このオプションを選択できるのはリュクスだけで、価格は5万5000円です。