トヨタ新型「GRヤリス」は劇的進化!? 本格スポーツモデルを新旧徹底比較
2車種のボディやエンジンはどう違う?
搭載されるパワートレインにはどのような違いがあるのでしょうか。
GRヤリスに搭載されるエンジンは1.6リッター直列3気筒ターボで、最高出力272馬力/最大トルク370Nmを発揮します。
組み合わされるトランスミッションは6速MTで、駆動方式はトヨタが「GR-FOUR」と銘打つ4WDシステムが採用されています。
ヴィッツGRは、最高出力109馬力/最大トルク138Nm(MT車)を発揮する1.5リッター直列4気筒が搭載されます。
搭載されるトランスミッションは5速MTと10速スポーツシーケンシャルシフトマチックを採用した専用CVTです。専用CVTには全日本ラリー参戦車両のノウハウも注ぎ込まれており、スポーティなセッティングとなっています。駆動方式はFFです。
※ ※ ※
パワートレインと並んで走行性能を左右するものにボディ剛性がありますが、2台はどのように違うのでしょうか。
GRヤリスは、軽量・高剛性なTNGAプラットフォームを採用しているうえ、5ドアから専用ボディの3ドアに変更され、ベースモデルから大きく強化されています。
そのうえ、カーボンルーフやアルミ製エンジンフード/ドアパネル(左右、リア)を採用して軽量化。一般的なコンパクトカーの領域を超えたボディを実現しているといえるでしょう。
なお、製造は専用の「GRファクトリー」で、熟練の技術者の手によっておこなわれます。これも、超高剛性化の実現に貢献しています。
ヴィッツGRシリーズは全8項目のボディ補強などを実施。そして「“GR”専用チューニングサスペンション+SACHSアブソーバー」や「スポーツブレーキパッド(フロント・リア)」なども奢られ、通常仕様のヴィッツから性能が大きく強化されています。
※ ※ ※
2020年3月現在、事前予約を受け付けているGRヤリスの価格(消費税込、以下同様)は、RZ ファーストエディションが396万円、RZ ハイパフォーマンス ファーストエディションが456万円です。一方、ヴィッツGRの価格は233万5300円に設定されていました。
GRヤリスはヴィッツGRと比べて大きく価格が向上していますが、エンジンスペックをはじめさまざまな部分でパワーアップしていることを考慮すると、約400万円からという価格も妥当といえるでしょう。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。