ホンダ「N-WGN」が好調!? ブレーキ問題の影響少なく売れている理由
ホンダ「N-WGN」は、2019年8月に2代目モデルへとフルモデルチェンジを遂げましたが、直後に電子制御パーキングブレーキの不具合が発覚し、生産停止となっていました。2020年1月20日には生産再開され、その直後の2月の販売台数が伸びています。長期期間に渡って販売が停止されていたにも関わらず、なぜこれほど売れているのでしょうか。
生産再開でN-WGNの調子が良い?
2019年8月にフルモデルチェンジしたホンダ「N-WGN」は、2019年9月初旬に電子制御パーキングブレーキの不具合が発覚し、生産停止となっていました。しかし、4か月後の2020年1月20日には生産再開され、直後の2月には1万台を超える販売台数を誇っています。販売期間にブランクがあったのにも関わらず、なぜこれほど売れているのでしょうか。
新型N-WGNは、2019年8月9日に発売され、同月の販売台数は6958台を記録しましたが、9月初旬に電子制御パーキングブレーキの不具合が発覚し、生産停止となっていました。
しかし、2020年1月20日に生産再開された結果、1月の販売台数は3372台、2月は1万1121台と大きく数字を伸ばしています。
最近の軽自動車市場は、「スーパーハイトワゴン」と「ハイトワゴン」に分類され、売れ筋モデルのホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」といった全高1700mmを超え、後席スライドドアを備えるのがスーパーハイトワゴンと呼ばれるタイプです。
2020年になってからも、日産「ルークス」や三菱「eKスペース/eKクロススペース」など新型モデルが相次いで登場しています。
一方のハイトワゴンは、全高1500mmから全高1700mm未満となる、後席がヒンジ式ドアのスズキ「ワゴンR」や日産「デイズ」、三菱「eKワゴン/eKクロス」、ダイハツ「ムーヴ」、そしてN-WGNが分類されます。
このふたつで軽の販売全体の7割を占めていますが、なかでもN-BOXに代表されるスーパーハイトワゴンが売れ筋です。
N-BOXの弟分ともいえるN-WGNは、通勤・通学や買い物といった日常生活のあらゆるシーンで考えられる使い勝手を追求したクルマとして開発されました。
N-WGNについて、開発責任者の古館茂氏は次のように話します。
「N-WGNは、『自分のオリジナルの価値基準を持ち、いつでも自信を持って生きている』、そんな生き方に寄り添えるクルマとして開発しました。
また、『クルマがあると何をしたくなるか、みんなはどんな運転をしているのか、どのような場面で不安を感じ、どうすれば安心するのか』といった多様化する人の生活で、自然体で乗りこなせるクルマになっていると思います」
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また、N-WGNが売れる要因について、ホンダの販売店は次のように話します。
「N-WGNは、N-BOXと同様に燃料タンクを前席の下に収めるという『センタータンクレイアウト』の採用によって、広い室内空間と使い勝手の良さが好評です。
また、N-WGNの大きな改良点として、荷室スペースの使いやすさが挙げられます。新型モデルでは、荷室を低床化して、高さや重い荷物を載せやすくなり、備え付けのボードを活用することで上下2段に積み分けるなど、シーンごとの荷室アレンジができます。
あとは、普通車並に安全装備が充実している部分などが、幅広いお客さまから支持されています」
>2020年9月初旬に電子制御パーキングブレーキの不具合が発覚
予言か?!
ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。