ウインカーを出そうと思ってワイパー作動!? 慣れない輸入車を運転するときに注意することは?

給油口の位置は車内で確認できる!?

 初めて乗るクルマに燃料を給油する際にも注意が必要です。自分のクルマであれば給油口の位置を覚えているものですが、給油口の位置は車種によって異なります。

 輸入車の場合、給油口はリアから見て右側にあることが多いようですが、左側に配置されていることもあります。

メルセデス・ベンツ「Gクラス」の給油口は右側
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の給油口は右側

 前出のニッポンレンタカーの担当者は、「国産車でも、給油口が左右どちらなのか分からないといわれますので、当社ではドライバーの目に入るところにシールを貼っています。また、意外と知らない人も多いのですが、ガソリンメーターのところに矢印が付いているので、車内から確認することもできるのです」といいます。

「とくにセルフサービスのガソリンスタンドが増えている昨今は、お客さまご自身でガソリンを入れることがあるので、空いてる給油機の横にクルマをつけたら給油口が逆だったというケースもあるようです。

 ただ給油口が反対側だったとしても停車位置を調整すればだいたいホースが伸びますから、あまり気にしなくてもいいのかもしれません」(ニッポンレンタカー担当者)

 また輸入車の給油口を開けるには、国産車にあるような運転席でレバーを引くのではなく、給油口のフタを一度押し込んで開けるタイプが多いです。

 最近は国産車でも給油口のフタを押して開けるタイプがありますが、レバー式に慣れている人は、フタを押して開けるタイプが存在することを知らないと慌ててしまうでしょう。

 さらに、国産車・輸入車に関わらず、普段運転しているクルマよりも車体の大きなクルマを運転する際にも、注意が必要です。

 曲がるときに必要以上に大回りしたり、車高が高いと前のクルマとの間隔が長く感じられて、車間距離が短くなりがちです。

 縦列駐車の際には、同乗者に外に出てもらって声をかけてもらうことで、不要な事故を未然に防ぐことができます。

 また、車高の高いクルマに乗車する際には、タワーパーキングに入れられない場合もあるので、クルマの全高を事前に把握しておくとよいでしょう。

※ ※ ※

 慣れないクルマを借りて間もない頃は、不慣れなので逆に集中して運転しますが、慣れてきた頃に集中力が切れて、車両間隔や安全確認を忘れてしまうことがあります。

 そのために事故が起きやすくなるので、クルマを返却するまで気を抜くことなく運転しましょう。

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