ウインカーを出そうと思ってワイパー作動!? 慣れない輸入車を運転するときに注意することは?

レンタカーやカーシェアなど、普段乗り慣れていないクルマは、ハザードランプや給油口の場所、開口レバーの位置が分からなくてパニックになることがあります。とくに輸入車は、国産車と違うところがあるため、注意が必要です。どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。

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国産車と輸入車が違うところはどこ?

 レンタカーやカーシェアの利用者は年々増加しており、コンパクトカーから大型ミニバン、人気のSUV、輸入車と、車種も豊富にそろっています。

 とくに最近は、メルセデス・ベンツやBMWなどの高級輸入車を用意しているカーシェアも増えており、輸入車を借りたいと思う人も多いでしょう。

輸入車のウインカーは国産車と逆
輸入車のウインカーは国産車と逆

 とはいえ、普段乗り慣れていないクルマでは、ハザードランプや給油口の場所、開口レバーの位置が分からなくて、いざというときに慌ててしまう恐れがあります。

 初めて乗るクルマ、とくに輸入車ではどのようなことに注意したらよいのでしょうか。メルセデス・ベンツやBMW、アウディなどのプレミアムカーも取り扱っているニッポンレンタカーに、輸入車を借りるときの注意点を聞いてみました。

「ヘッドライトのスイッチは、国産車だとウインカーレバーに付いています。ところが輸入車はそうではなく、ダッシュボードのところに独立してスイッチがあります。輸入車に乗り慣れていないお客さまは、そのあたりの事情を知らないことが多いようです。

 出発の際に、ひと通り操作の説明はさせていただいていますが、数分間の説明ではドライブされていると忘れてしまうことがあります。

 それを補うために、操作マニュアルを搭載しています。ウインカーはこちらですとか、給油のときはレバーじゃなくて、このフタを押してください、とかです」

 ニッポンレンタカーでは、特徴のあるクルマについては配車時に口頭で説明するとともに、写真付きの冊子がクルマに搭載されています。

 日本で販売される輸入車が、右ハンドルに変更されるのは一般的になっていますが、ウインカーとワイパーレバーは現地の仕様そのままで、国産車とは逆になります。

 そのため、ウインカーを点灯させようとして思わずワイパーを作動させてしまうということがよくあります。

 ハンドルは右ハンドルに変更されても、ウインカーとワイパーの位置がそのままというのは、じつは国際規格のISOでウインカーは左、ワイパーは右と規定されているからです。

 しかし、日本の工業規格JISではウインカーは右と規定されているため、このようなことが起きてしまうようです。

 そのほかに確認しておきたいのがパーキングブレーキです。以前はサイドブレーキとして、運転席の横(サイド)にあるレバーを引くタイプか、足踏み式が主流でしたが、最近では国産車でもスイッチ式が増えてきました。

 メルセデス・ベンツの場合はライトスイッチの下にあり、BMWとアウディは運転席と助手席の間にあります。もちろん、発車時に操作するのですが、忘れてしまうことがあるので、冊子にも記載されているそうです。

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