どっちがイカす? 「C-HR」「ヴェゼル」のカスタム仕様で異なる個性とは
トヨタ「C-HR」とホンダ「ヴェゼル」は、近年のコンパクトSUV市場をけん引してきた2台です。2019年秋には、共にスポーティモデルを新たに追加しました。コンパクトSUVながら軽快な走りを求める両車のスポーティモデルには、どのような特徴があるのでしょうか。
人気コンパクトSUV「イカす」のはどっち?
近年、コンパクトSUV市場をけん引しているトヨタ「C-HR」とホンダ「ヴェゼル」。直近では、ダイハツ「ロッキー」のOEMとなるトヨタ「ライズ」の人気に押され気味ですが、現在でも人気の高い2台です。
そんな両車は、2019年秋にスポーティモデルをラインナップに追加し、スポーティさを求めるニーズに新たな選択肢を提供しました。この2台には、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
C-HRは、2019年10月18日にマイナーチェンジし、スポーティグレードの「GRスポーツ」を新設定しています。
C-HR GRスポーツ(以下、GRスポーツ)のデザインは、大開口のアンダーグリルを装着し、メッキパーツを組み込みました。標準仕様のアンダーグリルは台形ですが、GRスポーツは長方形のような形状です。
この意匠は、2020年夏に登場を予定している「GRヤリス」や、すでに販売されているほかのGRモデルと共通しています。GRスポーツでは、さらにアンダーガードを装着するなど、ダイナミックなデザインが取り入れられました。
グリルの左右に沿うように配置された大型フォグランプにより、標準仕様よりもダイナミックな印象を受けるほか、標準仕様のLEDクリアランスランプは、GRスポーツにも採用されています。
リアのデザインは従来モデルからほとんど変わっていませんが、リアコンビネーションランプに、右左折時に内側から外側へ流れるように点灯するシーケンシャルターンランプをGRスポーツ含む上級グレードに採用。さらに、ドアミラーはGR専用のブラックとなりました。
内装は、本革巻きの小径ハンドルや専用スポーツシートを装備。さらに、インパネやドアインナーガーニッシュに金属調のダークシルバー塗装が施され、アルミペダルや各所にGRロゴが採用されるなど、標準仕様に比べてスポーティな仕立てになっています。
今回のマイナーチェンジでは、GRスポーツと標準仕様の1.2リッターターボモデル(FF)に6速MTを追加。C-HRの6速MTは、「iMT」と呼ばれるシステムで、変速時や発進時の操作をアシストするインテリジェントマニュアルトランスミッションです。
C-HR GRスポーツは、標準仕様よりも走行性能が向上しており、気軽にスポーツ走行を楽しみたいユーザーに適しています。
トヨタのSUVでは、「ハリアー」にもGRスポーツが設定されていますが、C-HRに設定されたGRスポーツは好調なSUV市場を見据えて投入されたといいます。
ベースとなるのはエントリーグレードの「S/S-T」ですが、上級グレードに相当するGRの専用パーツを装着することで、C-HRの最上級グレードとしてラインナップ。GRスポーツは、ハイブリッドモデルとターボモデルにそれぞれ設定されています(いずれもFF車)。
フロントフロア下にトンネルブレースを追加し、ボディ剛性を強化。操縦応答の向上やフラットな乗り心地により、スポーティな走行性能を実現。
さらに、専用の19インチタイヤを採用するとともに、足回りについても専用チューニングを施し、GRの走りを追求したといいます。
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