ホンダ新型「フィット」2万台以上受注で好発進! 人気の秘訣は心地よさ?
2020年2月14日に発売されたホンダ新型「フィット」の受注が好調です。5つの異なるスタイルをラインナップする新型フィットですが、多くの人が「ホーム」グレードを選んでいます。それは一体なぜなのでしょうか。
目標の約2.3倍受注! どんなところが人気?
2020年2月14日に発売されたホンダ新型「フィット」は、同月24日時点での受注台数が約2万3000台に達したことが明らかになりました。
月販目標の1万台に対し、約2.3倍の受注で好調な立ち上がりとなっています。
新型フィットは、5つの異なるスタイルを用意しているのが特徴です。
デザインと快適性を兼ね備えた「ベーシック」、ナチュラルな風合いのシートなどでリラックスできる「ホーム」、フィットネススポーツのような軽快でファッショナブルな「ネス」、本革シートなど質感や手触りの良さを追求した「リュクス」、タフなイメージで街にもアウトドアにも似合う「クロスター」といった、多彩なラインナップが展開されています。
搭載されるエンジンは、1.3リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドで、トランスミッションはガソリン車がCVT、ハイブリッド車が電気式無段変速機、駆動方式は全グレードで2WD(FF)と4WDが設定されます。
ハイブリッドモデルは、ホンダのコンパクトカーとして初めてとなる2モーターシステムハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を搭載し、力強い加速と滑らかな走りを実現。
初期受注の2万3000台のうち、もっとも人気があるグレードはホームで、全体の46%と半数近くを占めています。次いで、ベーシック(20%)、リュクス(15%)、クロスター(14%)、ネス(6%)と続きます。
新型フィットの売れ行きについて、ホンダ広報部は次のように話します。
「新型フィット全体としては、衝突安全性能や予防安全性能の高さやデザインが評価され選ばれています。
そのなかでも『ホーム』が選ばれている理由は、シンプルさをキープしつつ、コンビシートなどの装備の質の良さに加え、標準装備が多いことから、価格以上の価値を感じていただいているようです」
また、多くの購入者がハイブリッドモデル「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を選択しており、全体の72%にも及ぶといいます。
なお、e:HEVモデルは、ホンダエンブレムの周囲がブルーで囲まれていますが、このエンブレムが採用されたのは新型フィットが初めてとなります。
4代目となる新型フィットは、歴代フィットが築き上げた優れた性能・機能をベースに、「4つの心地よさ」を取り入れています。
細いピラーと水平・直線基調のインストルメントパネルなど、ドライバーから目線で安心感のある「心地よい視界」。
フロントシートはホンダ初採用となる樹脂製マットで支えるボディースタビライジングシート、リアシートは厚みがありゆったり座れるシートを取り入れた、長距離ドライブでも疲れにくい快適な「座り心地」。
ホンダのコンパクトカーに初採用される2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」による力強い加速と滑らかな走りや、軽量化・高剛性化・高強度化を徹底したボディ、衝撃を素早く吸収して路面をしっかりととらえるサスペンションなどと合わせて、快適な「乗り心地」。
さらに、歴代フィットから継承された広い室内空間と多彩なシートアレンジや広い荷室など、快適な移動をサポートする「使い心地」といった、数値では表せない心地よさにこだわっています。
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新型フィットでは、先代モデルまで用意されていたMT車とスポーティグレードの「RS」が廃止されました。
これについてホンダは、「機種特性を踏まえ、廃止としました。アクティブ志向のお客さまは『ネス』グレードをオススメします。また、よりスポーティなモデルをお求めのお客さま向けとして、発売時期は未定ですが、今後『モデューロX』の発売を予定しています」と説明しています。
馬力とか受注で車を語るなら情報なんて最初からいらねーよな