日本専売モデルがとくに人気がある!? 海外で注目される日本車5選
すでに海外でも価格高騰しているモデルとは!?
●ホンダ「インテグラ タイプR」
1993年に発売されたホンダ3代目「インテグラ」は、北米でもアキュラ「インテグラ」として販売されたグローバルモデルです。
発売当初は独立した丸型プロジェクター4灯式ヘッドライトのフロントフェイスでしたが、日本では不評で、1995年のマイナーチェンジで国内仕様は横長の一体薄型ヘッドライトに変更されました。
それと同時に「NSXタイプR」で高い評価を得た「タイプR」をインテグラにも展開。究極のFFスポーツモデルを目指した「インテグラタイプR」が登場します。
エンジンは最高出力200馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒DOHC VTECを搭載し、40kgもの軽量化と高剛性化を両立したボディに、専用サスペンションや空力パーツの装着、専用16インチアルミホイール、レカロ製シート装着など、ホンダのレーシングスピリッツを象徴する1台でした。
北米でもインテグラタイプRは発売されましたが台数はわずかで、デザインも丸型プロジェクター4灯式ヘッドライトのままでした。ほかにもエアバッグが装着されているのなど、細かな仕様が日本と異なっています。
インテグラタイプRは、すでにアメリカで異常な価格高騰が始まっていますので、2020年に25年ルールを迎える日本仕様の争奪戦が始まると思われます。
●トヨタ「センチュリー」
トヨタの最高級乗用車「センチュリー」は、1967年の誕生以来、一部の例外を除いて日本専用車として販売されてきました。
伝統的な日本の美を感じさせる、保守的でありながら重厚さを持った独特のデザインテイストや、熟練工員の手によっておこなわれる、高い品質を維持した生産体制なども高く評価されています。
1997年まで販売された初代センチュリーは数多くのマイナーチェンジを重ね、当初3リッターだったエンジンも徐々に拡大され、1982年には最高出力165馬力を発揮する4リッターV型8気筒エンジンとなりました。
この初代センチュリーも25年ルールでアメリカに輸入することができるため、すでにアメリカに上陸しています。レクサスとは違うトヨタの最高級車ということで、日本車マニアの間で注目されているようです。
※ ※ ※
海外で注目されている国内の中古車ですが、国産車だけではありません。欧州車もかなりの台数が海外へと輸出されています。
かつて欧州車の多くは左ハンドルのまま輸入されており、そのまま里帰りできるからです。
日本の中古車人気はもうひとつ大きな理由があり、それは程度の良さといわれています。ほとんどがオリジナルの塗装のままで、きちんと整備も受けているので状態が良く、走行距離も比較的短いということが挙げられます。
程度の良い物件は価格が上がってしまったため、一時期ほどの流出は無いようですが、今後も日本の中古車は海外から注目されそうです。
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