最新スポーツカーは超有名な名車をオマージュ!? 旧車をイメージさせる車5選
過去モデルのデザインDNAを継承したモデルとは!?
●スズキ「イグニス」
2016年に発売されたスズキのコンパクトSUV「イグニス」は、軽SUV「ハスラー」とミドルサイズSUV「エスクード」の間に位置するモデルです。
SUVテイストだった初代「スイフト」の実質的な後継車であるイグニスは、スズキの新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用した、新世代のコンパクトカーでもあります。
デザインの特徴として力強さを感じさせるフロントマスクや張り出したフェンダーアーチ、シャープで豊かなショルダーラインなど、洗練されたデザインで強い個性が息づき、外装の一部には往年の360ccスポーツカー「フロンテクーペ」をイメージさせる形状を採用しています。
具体的はリアウインドウの形状とCピラーのアクセントが、フロンテクーペに似ており、ほかにもスズキの歴代モデルからスズキデザインのDNAを随所に継承し、現代風にアレンジしています。
●トヨタ「FJクルーザー」
2006年にデビューしたトヨタ「FJクルーザー」は、「ランドクルーザープラド」と共通のラダーフレームを採用した本格的クロスカントリーSUVで、当初は北米市場専用の中型SUVとして発売され、2010年から国内販売が開始されました。
外観は丸目2灯のヘッドライトやトヨタのCIロゴを使わずグリル前面に配された「TOYOTA」のロゴ、白色ルーフなど、クラシカルなイメージを取り入れています。
そのモチーフになったのが、1960年に発売された「40系 ランドクルーザー」で、北米で大ヒットしたことでトヨタブランドをアメリカで広めたといわれるモデルです。
FJクルーザーは40系 ランドクルーザーのイメージを採用しつつも、最新のデザインを融合させており、世代を問わず受け入れられました。
なお、日本や北米では、すでに販売を終了していますが、南アフリカなど一部地域では、継続して販売されています。
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ミニや、フィアット「500」、フォルクスワーゲン「ザ・ビートル」なども、過去のモデルをモチーフにしていますが、あくまでも往年の名車を現代に蘇らせたモデルで、今回紹介した5車種とは目的が異なります。
懐古趣味に近いのかもしれませんが、実際に世界的ヒットを記録したことを考えると、そうしたニーズがあったということでしょう。
こうした復刻版のような試みは一種の流行にもなりましたが、近年はそこまで旧型に似せるよりも一歩進み、雰囲気を残しつつも明確に現代的なテイストを採用するモデルが増えています。
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