ブサかわいいデザインが新鮮!? 日本で売っていないコンパクトセダン3選
スズキのセダンは日本でも売れそう!?
●スズキ「ディザイア」
スズキのコンパクトカー「スイフト」は、日本のみならず海外でも販売される世界戦略車で、スイフトの派生車として、主にインドと新興国で販売されているセダンが「ディザイア」です。
ディザイアは現行のスイフトの後部をトランクに作り変えてセダン化され、フロントフェイスも専用のバンパーとグリルが装着されるなど、スイフトとの明確な違いを主張しています。
また、全体の佇まいもセダンとしてキチンとデザインされており、違和感はありません。
ボディサイズは全長3995mm×全幅1735mm×全高1515mmとコンパクトで、全幅は「スイフトスポーツ」と同じ値ということから、フェンダーはスイフトスポーツと同形状となっているようです。
内装はスポーティなイメージのスイフトに対してシックなデザインとされ、リアシートの前方足元にエアコンの吹き出しがあるのが、暑い国に向けたモデルならでは。
エンジンは国内のスイフトと同じ1.2リッター直列4気筒自然吸気ですが、ガソリンの品質を考慮して91馬力から83馬力にデチューンされています。トランスミッションは5速MTと、スズキ独自のオートメーテッドMTである5速AGSを設定。
ディザイアのインドでの価格は日本円で約90万円からとなっています。
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新興国向けのクルマは、ずいぶんと様変わりしてきた印象があります。以前はとにかくシンプルで安価なモデルばかりでしたが、現在では装備が充実しているだけでなく、デザインもスタイリッシュなモデルが多くなりました。
こうしたモデルを日本で販売するとなれば、排出ガスなどの環境性能についてはあまり問題はありませんが、安全性能や質感は改良の必要がありそうです。
そうなると必然的に価格も上がってしまうので、結局は日本で販売するメリットはないのかもしれません。