前のモデルを完全否定!? マイナーチェンジで激変した車3選
出るのが早すぎたのか? かっこ悪かったのか?
●スズキ「グランドエスクード」
スズキ「エスクード」は、30年もの歴史を持つミドルクラスSUVで、グローバルモデルとして世界各国で販売されています。
このエスクードに、かつて3列シート7人乗りの派生車「グランドエスクード」がありました。
2000年に発売されたグランドエスクードは、2代目エスクードをベースに全長を485mm延ばして4575mmとしたロングボディに3列シートを設置。
エンジンは新開発の2.7リッターV型6気筒DOHCエンジンを搭載し、駆動方式はセレクト式のパートタイム4WDシステムとなっています。
高剛性のラダーフレームによって、雪道や未舗装路など悪路走破性能の高さも兼ね備えていました。
しかし、販売台数は低迷し、2003年のマイナーチェンジでフロントフェイスの大幅な変更がおこなわれましたが、2005年に生産を終了。後継車はありませんでした。
現在、3列シートのSUVがヒットしていることから、グランドエスクードは出るのが早すぎたのかもしれません。
ちなみに、発売時の価格(消費税5%込)は241万2900円からと、3列シートのSUVとしてはかなり安価に設定されていました。
※ ※ ※
最近のモデルでは三菱「デリカD:5」やトヨタ「プリウス」が、マイナーチェンジで大きくデザインを変更しました。
どちらもマイナーチェンジをした結果、販売台数がアップしているので、デザイン変更が成功した例といえます。
今回紹介した3車種は、残念ながらデザイン変更が成功したといえませんから、いかにクルマは見た目が大事かがうかがえます。
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