ちっちゃい「スカイライン」があった!? 似たもの親子な車5選

小は大を兼ねる!? 親子で大きさが逆転したモデルとは

●スズキ「スイフト」

軽自動車の「kei」から格上げされた「スイフト」
軽自動車の「kei」から格上げされた「スイフト」

 スズキ「Kei(ケイ)」は、1998の軽自動車規格改定と同時に発売された、クロスオーバーSUVの軽自動車です。

 発売当初は3ドアハッチバックのみで、やや車高が高いセミトールスタイルが特徴的でした。また、最低地上高が高く、大径タイヤを装着して悪路走破性を高めた、4WD車もラインナップ。

 1999年には5ドアハッチバックが追加され、さらに2000年にはkeiと多くのパーツを共有した「スイフト」が発売されます。

 スイフトは低価格・低ランニングコストなクルマを求める層をターゲットとして、「ワゴンR+」のプラットフォームを利用し、Keiのドアなどの外装パネルを流用したコンパクトカーです。

 搭載されたエンジンは最高出力88馬力を発揮する1.3リッター直列4気筒エンジンで、トランスミッションは4速ATのみ。決してパワフルなエンジンではありませんが、800kg台の軽量な車体には十分なパワーでした。

 後に追加された廉価グレードでは5速MTも設定され、2002年には、この廉価グレードにパワーウインドウやフルホイールキャップ、オーディオを装備し、当時の一般的な軽自動車を下回る79万円に値下げして販売するなど、大いに話題となりました。

●ダイハツ「テリオスキッド」

SUVの「テリオス」をベースに本格的な軽4WDに仕立てた「テリオスキッド」
SUVの「テリオス」をベースに本格的な軽4WDに仕立てた「テリオスキッド」

 1997年に登場したダイハツ「テリオス」は、初めて4WD車を購入する層をターゲットに開発された、クロスオーバータイプのSUVです。

 背が高い5ドアハッチバックのボディに、93馬力を発揮する1.3リッター直列4気筒エンジンを縦置きに搭載し、悪路での高い走破性を実現していました。

 そして1998年には、テリオスのボディを軽自動車規格内に収め、660ccエンジンを搭載した「テリオスキッド」を発売。

 軽規格内に収めるため全長と全幅を縮小していましたが、テリオスと多くの部分が共通であることから、荷室以外の室内空間は比較的広く、使い勝手の良さが好評となります。

 搭載されたエンジンは最高出力64馬力の660cc直列3気筒インタークーラーターボと、60馬力の直列3気筒ターボの2種類が用意され、トランスミッションはともに5速MTと4速ATを設定。

 駆動方式は軽自動車で唯一のセンターデフにロッキング機構が付いた、フルタイム4WDを採用し、オプションでリヤのLSDも用意されるなど、本格的なオフロード走行も可能でした。

※ ※ ※

 今回は親子のような関係のクルマを紹介しましたが、いまではほとんど消滅してしまいました。現行車種で残っているのはスイフトですが、もはや親子関係のモデルは存在しておらず、単独で開発されています。

 昔は、親子関係にあるモデルが比較的多く、たとえば軽1BOXをベースに3列シートの登録車に格上げされた、スバル「ドミンゴ」、ダイハツ「アトレー7」、三菱「タウンボックスワイド」、スズキ「エブリイプラス」がありましたが、走行安定性や安全性は、お世辞にも高くなく淘汰されてしまいました。

【画像】見た目はそっくり! まるで親子みたいなクルマを見る(22枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. 初めて新車買ったのがラングレーX.Eを買いましたよ。昭和56年でした。白でした。ファミリアXGが流行ってまして、対抗してNISSANのスカイラインミニを買いました。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー