トヨタ新型「GRヤリス」2000台予約で好調! 約8割が456万円の上級モデルを選択

2020年1月10日より先行予約が開始されたトヨタ新型「GRヤリス」の予約が、2週間で約2000台にのぼることが明らかになりました。

トヨタのホットハッチ「GRヤリス」の予約が好調

 トヨタが20年ぶりに自社開発したスポーツカー「GRヤリス」の予約が好調であることが明らかになりました。

 新型GRヤリスは、FIA世界ラリー選手権(WRC)を「勝ち抜く」ために生まれたホモロゲーションモデルで、2020年1月10日に開催された東京オートサロン2020で世界初公開されました。

トヨタ新型「GRヤリス」
トヨタ新型「GRヤリス」

 同日よりウェブサイトでGRヤリスの特別仕様車「RZ ファーストエディション」と「RZ ハイパフォーマンス ファーストエディション」の先行予約が開始され、東京オートサロン開催中の3日間で約1000台、1月23日時点で約2000台の予約があったといいます。

 なお、上級モデルの「RZ ハイパフォーマンス ファーストエディション」を選ぶ人は、全体の約8割にも上るということです。

 新型GRヤリスは、TNGAの思想に基づくスポーツ4WDプラットフォームを採用し、WRCの現場からのフィードバックを踏まえ、バランスの取れた高剛性ボディを実現しました。

 さらに、前後のサスペンションジオメトリを最適化するとともに、スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」との組み合わせによって、高次元での動的性能を追求しています。

 また、アッパーボディには、アルミ素材のエンジンフード、トランクリッドおよびドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用。軽量化を図りながら優れた空力性能を示す強固な3ドアタイプのキャビンとしました。

 小型で軽量なハイパワーユニットである新開発の1.6リッター直列3気筒直噴ターボエンジンが、バリエーションのひとつとして搭載されます。

 TNGAエンジンの高速燃焼コンセプトに加え、軽量な運動部品採用によるエンジンの高回転化、ターボチャージャーなど吸排気系の最適化によって、3気筒エンジンとして世界最高レベルの出力200kW(272馬力)とワイドなトルクレンジを追求しています。

 さらに、リズミカルな変速を可能にした6速マニュアルトランスミッション(iMT)と組み合わせ、圧倒的な加速と気持ち良い回転数の伸びが感じられるエンジンに仕上げられました。

※ ※ ※

 新型GRヤリスの先行予約期間は、2020年6月30日 23:59までとなります。

 この期間に予約すると、RZ ファーストエディションは、「RZ」グレードをベースに、マットブラック塗装を施したラジエターグリルやフロントサイドディフューザー、リアスポイラー、リアバンパーが特別装備されます。

 RZ ハイパフォーマンス ファーストエディションは、RZ ファーストエディションの装備に加え、マットブラック塗装のBBS製鍛造アルミホイールが備わると同時に、トルセンLSDや冷却スプレー機能付空冷インタークーラーなど、より限界性能を高めたハイパフォーマンスな装備も追加されます。

 価格(消費税込)は、RZ ファーストエディションが396万円、RZ ハイパフォーマンス ファーストエディションが456万円になる予定です。

 なお、先行予約したユーザーは、指定した販売店で2020年7月中に商談し、成約後は予約順で優先的に生産されることになります。

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